第36回日本消化器癌発生学会総会

プログラム・日程表

日程表

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プログラム ※順次更新いたします。

特別講演 日本外科学会が目指すPrecision Surgery


12月16日(火)13:30~13:50 第1会場 国際会議場(4F)

 座  長:島田 光生(徳島大学)

 演  者:武冨 紹信(北海道大学消化器外科Ⅰ)

 

大原毅賞受賞講演


12月17日(水) 13:30~13:50 第1会場 国際会議場(4F)

 座  長:宇都宮 徹(大分県立病院)

 

田原榮一賞受賞講演


12月17日(水) 13:55~14:15 第1会場 国際会議場(4F)

 座  長:未 定

 

研究奨励賞発表


12月16日(火) 13:55~15:05 第1会場 国際会議場(4F)

 座  長:杉町 圭史(九州がんセンター 肝胆膵外科)

      馬場 祥史(東京大学 消化管外科)

 

国際シンポジウム

12月17日(水)15:40~17:30 第1会場 国際会議場(4F)

 

癌学会とのジョイントセッション

12月16日(火)11:30~12:30 第1会場 国際会議場(4F)

12月16日(火)15:10~16:10 第2会場 大会議室(7F)

 

シンポジウム


■シンポジウム1 消化器癌の生成AI利用

12月16日(火)9:10~10:20 第1会場 国際会議場(4F)

【企画趣旨】

生成AI(Generative AI)は、画像診断の補助、術前シミュレーション、症例解析、さらには患者説明や文書作成支援など、消化器癌の外科治療において多方面での応用が進みつつあります。本シンポジウムでは、生成AIの現状と可能性、課題を共有し、臨床現場での実装や今後の展望について議論します。外科医としての現場視点や応用経験、または提案的な取り組みを広く募ります。

 

 座  長:石川 俊平(東京大学大学院医学系衛生学分野・国立がん研究センターEPOC臨床腫瘍病理分野)

      神田 光郎(名古屋大学大学院医学系研究科消化器外科学)

 

■シンポジウム2 ゲノム・オミックス・ロボティクスを統合した未来の個別化外科医療

12月16日(火)9:10~10:20 第2会場 大会議室(7F)

【企画趣旨】

本セッションでは、ゲノム解析、トランスクリプトーム・プロテオームなどのマルチオミックス解析、さらには手術支援ロボットをはじめとするロボティクス技術の革新を融合させた、がんの生物学とテクノロジーを両輪とした未来のPrecision Surgeryについて議論します。がんの分子プロファイルに基づく術前診断や治療方針の決定、術中ナビゲーションやAIとの協調による安全で精緻な手術、術後の個別最適化されたケアに至るまで、基礎から、臨床から、開発段階、応用段階を問わず、幅広い分野からの演題を応募します。

 

 座  長:田中 靖人(熊本大学消化器内科学)

      大段 秀樹(広島大学 消化器・移植外科学)

 

■シンポジウム3 患者由来オルガノイドPDOを用いた個別化医療の実現

12月16日(火)14:20~15:30 第2会場 大会議室(7F)

【企画趣旨】

患者由来オルガノイド(PDO)は、患者ごとの腫瘍特性を反映した三次元モデルとして、薬剤感受性試験やバイオマーカー探索などに活用され、個別化医療の新たな基盤技術として注目されています。本セッションでは、PDOの最新技術や臨床応用、課題を共有し、消化器癌における個別化医療の実装に向けた展望を議論します。基礎から臨床応用、創薬まで幅広い視点での演題応募を歓迎します。

 

 座  長:石本 崇胤(公益財団法人がん研究会 がん研究所 発がん研究部)

      市川 大輔(山梨大学第一外科)

 特別発言:大島 正伸(金沢大学がん進展制御研究所)

 

■シンポジウム4 がん免疫治療の新たな挑戦と展望

12月17日(水)9:10~10:20 第1会場 国際会議場(4F)

【企画趣旨】

免疫チェックポイント阻害剤に代表されるがん免疫治療は、多くの固形癌において新たな治療選択肢をもたらしましたが、その効果には腫瘍種や患者間で大きなばらつきが存在します。近年では、腫瘍微小環境の再構築、複合免疫療法、新規バイオマーカー探索、個別化免疫戦略などが次なる突破口として注目されています。本セッションでは、消化器がん免疫治療の進化と臨床現場への応用可能性について、多角的に議論します。臨床・基礎の立場を問わず、幅広い視点からの演題応募を歓迎します。

 

 座  長:土岐 祐一郎(大阪大学消化器外科)

      富樫 庸介(岡山大学)

 特別発言:松原 久裕(地方独立行政法人さんむ医療センター疾病予防センター)

 

■シンポジウム5 シングルセル解析と微小環境

12月17日(水)9:10~10:20 第2会場 大会議室(7F)

【企画趣旨】

腫瘍微小環境はがんの進展や治療抵抗性に深く関与しており、近年、シングルセル解析技術の進展により、これまで捉えきれなかった細胞間の多様性や相互作用の実態が明らかになりつつあります。本セッションでは、免疫細胞・間質細胞・がん細胞の相互作用や新たな治療標的の同定など、シングルセル解析を通じて解明されつつある微小環境の最新知見を共有し、臨床応用の可能性について議論します。基礎・応用の垣根を越えた演題を広く募集します。

 

 座  長:折茂 彰(順天堂大学医学部病理・腫瘍学)

      島村 徹平(東京科学大学 総合研究院 難治疾患研究所)

 特別発言:油谷 浩幸(東京大学先端科学技術研究センター)

 

■シンポジウム6 染色体外DNAと発がん

12月17日(水)14:20~15:30 第1会場 国際会議場(4F)

【企画趣旨】

染色体外DNA(extrachromosomal DNA, ecDNA)は、がん細胞における遺伝子増幅や転写活性の異常を担う新たな腫瘍進化のメカニズムとして注目されています。特にMYCやEGFRなどの癌関連遺伝子を含むecDNAは、薬剤耐性や免疫回避に関与し、がんの不均一性や悪性度に深く関わることが明らかになりつつあります。本セッションでは、ecDNAの形成機構、機能的意義、診断・治療への応用可能性に加え、とりわけその臨床的意義について、最新の知見を基に議論したいと考えております。基礎・臨床を問わず、幅広い研究からの演題応募を歓迎します。

 

 座  長:柴田 龍弘(東京大学 医科学研究所)

      大津 甫(九州大学病院別府病院 外科)

 

■シンポジウム7 肝胆膵がん根治せよ

12月17日(水)13:55~15:05 第2会場 大会議室(7F)

【企画趣旨】

本シンポジウムでは、依然として極めて予後不良である肝癌、胆道癌、膵癌に対して、真の根治を目指すための最新のアプローチを多角的に議論します。肝・胆・膵、部位別の外科治療+術前後補助療法、化学療法、分子標的治療、免疫療法など集学的治療の最前線、バイオマーカーやゲノム医療を活用した個別化治療戦略についても取り上げます。高齢者の多い難治がんである肝胆膵がんの“根治”とは何か、集学的治療の限界と可能性をリアルに議論します。難治がんの克服に挑む、臨床と研究の最前線を共有するシンポジウムです。基礎・臨床を問わず、幅広い研究からの演題応募を歓迎します。

 

 座  長:吉住 朋晴(九州大学大学院医学研究院 消化器・総合外科)

      常山 幸一(徳島大学大学院医歯薬学研究部疾患病理学分野)

 

パネルディスカッション


■パネルディスカッション1 遺伝子編集・細胞治療 技術と臨床応用

12月16日(火) 10:25~11:25 第1会場 国際会議場(4F)

【企画趣旨】

CRISPR-Cas9をはじめとする遺伝子編集技術の進展は、がんを含む多くの疾患に対する新たな治療戦略を切り拓いています。また、CAR-T細胞やTCR改変T細胞などの細胞治療も、実臨床において着実に成果を上げつつあります。本セッションでは、これらの先端技術の開発動向と臨床応用に向けた課題、さらに消化器癌などへの展開可能性について議論します。基礎・応用・臨床の各段階における多様な視点からの演題応募を歓迎します。

 

 座  長:鈴木 穣(東京大学大学院新領域創成科学研究科附属生命データサイエンスセンター)

      妹尾 浩(京都大学大学院医学研究科消化器内科学)

 

■パネルディスカッション2 癌細胞の可視化技術の臨床応用

12月16日(火) 10:25~11:25 第2会場 大会議室(7F)

【企画趣旨】

がんの早期発見や精確な切除を実現するうえで、がん細胞の「可視化技術」は極めて重要です。近年、蛍光プローブ、分子イメージング、AI支援画像解析などの技術が著しく進展し、術中ナビゲーションや個別化診断への応用が期待されています。本セッションでは、がん細胞の可視化に関する最新技術とその臨床応用の現状、今後の展望を共有します。基礎研究から臨床導入まで、幅広い立場からの演題応募を歓迎します。

 

 座  長:浦野 泰照(東京大学大学院薬学系研究科・医学系研究科)

      江口 英利(大阪大学大学院医学系研究科消化器外科学)

 

■パネルディスカッション3 消化器癌と体細胞モザイク

12月16日(火) 15:10~16:10 第1会場 国際会議場(4F)

【企画趣旨】

体細胞モザイクとは、発生過程や加齢に伴い生じた後天的な遺伝子変異が、特定の細胞集団にのみ存在する状態を指します。近年、このモザイク変異が消化器癌の発症リスクや治療抵抗性に関与する可能性が注目されており、ゲノム解析技術の進展によりその実態が明らかになりつつあります。本セッションでは、体細胞モザイクの検出技術とその臨床的意義、消化器癌との関連について多角的に議論します。基礎・臨床を問わず幅広い演題の応募を歓迎します。

 

 座  長:小川 誠司(京都大学 大学院医学研究科 腫瘍生物学講座)

      竹原 徹郎(関西労災病院)

 

■パネルディスカッション4 胃癌の根治をめざす

12月17日(水) 10:25~11:25 第1会場 国際会議場(4F)

【企画趣旨】

本パネルディスカッションでは、胃癌の根治的治療をめざした最新のアプローチについて、多角的な視点から議論します。内視鏡治療、外科的手術、化学療法、放射線療法、免疫療法を含む集学的治療戦略を基盤としつつ、治療成績向上とQOLの両立を図るため、個別化医療の導入やバイオマーカーの活用など、最前線の取り組みと今後の治療の方向性を共に考える機会としたいと考えます。基礎・臨床を問わず、多くのご応募をお待ちしております。

 

 座  長:金田 篤志(千葉大学大学院医学研究院分子腫瘍学)

      掛地 吉弘(神戸大学大学院)

 

■パネルディスカッション5 がんのマイクロバイオーム

12月17日(水) 10:25~11:25 第2会場 大会議室(7F)

【企画趣旨】

腸内フローラをはじめとするマイクロバイオームは、がんの発症・進展・治療反応性に深く関与することが近年明らかとなり、がん研究における新たなフロンティアとして注目を集めています。特に免疫チェックポイント阻害剤との相互作用や、術後合併症・予後との関連も報告されており、臨床応用に向けた研究が加速しています。本セッションでは、がんとマイクロバイオームの関係性に関する最新知見と今後の展望について、基礎・臨床の垣根を越えた議論を行います。多様な立場からの演題応募を歓迎します。

 

 座  長:松橋 延壽(岐阜大学消化器外科・小児外科)

      谷内田 真一(大阪大学大学院医学系研究科 医学専攻 がんゲノム情報学)

 

ワークショップ


■ワークショップ1 ゲノム異常はどのように消化器腫瘍の形態を変化させるか?

12月16日(火) 11:30~12:30 第2会場 大会議室(7F)

【企画趣旨】

消化器腫瘍において、遺伝子変異や染色体構造異常などのゲノム異常は、腫瘍の組織形態・分化度・浸潤様式などに大きな影響を及ぼします。近年、マルチオミクス解析や空間トランスクリプトームの発展により、腫瘍形態の多様性とゲノム異常との関連性が次第に明らかになりつつあります。本セッションでは、消化器腫瘍の形態学的特徴とゲノム異常との因果関係やメカニズムについて、病理・分子生物学・臨床の視点から議論を深めます。幅広い研究領域からの演題応募を歓迎します。

 

 座  長:佐藤 俊朗(慶應義塾大学医学部・医学研究科医化学教室)

      相島 慎一(九州大学大学院構造病態病理学)

 

■ワークショップ2 Liquid biopsy臨床応用

12月16日(火) 16:15~17:15 第1会場 国際会議場(4F)

【企画趣旨】

Liquid biopsyは、血液や体液中のctDNA・cfDNA・エクソソーム・循環腫瘍細胞などを対象とした非侵襲的な診断技術として注目されており、がんの早期診断、再発予測、治療効果判定、耐性機序の把握など、臨床応用の可能性が広がっています。本セッションでは、Liquid biopsyに関する最新技術の進展とその臨床応用に向けた課題や実装例について議論します。基礎研究から実臨床に至る幅広い視点での演題応募を歓迎します。

 

 座  長:岩槻 政晃(熊本大学消化器外科学)

      沖 英次(九州大学大学院消化器・総合外科)

     

■ワークショップ3 エピゲノム変異を標的にした診断と治療

12月16日(火) 16:15~17:15 第2会場 大会議室(7F)

【企画趣旨】

DNAメチル化異常やヒストン修飾異常などのエピゲノム変異は、がんの発症・進展において重要な役割を果たすことが明らかになってきました。近年では、これらの変化をバイオマーカーとして活用した早期診断法や、エピゲノム修飾酵素を標的とした新たな治療法の開発も進展しています。本セッションでは、エピゲノム異常を基盤とした診断・治療の最新知見と今後の臨床応用に向けた展望について、多角的に議論します。基礎・臨床の垣根を越えた演題を広く募集します。

 

 座  長:野村 幸世(星薬科大学医療薬学研究室)

      鈴木 拓(札幌医科大学医学部生化学講座分子生物学分野)

 

■ワークショップ4 消化器癌の全ゲノム解析で見えてきたもの

12月17日(水) 11:30~12:30 第1会場 国際会議場(4F)

【企画趣旨】

全ゲノム解析(Whole Genome Sequencing:WGS)の進展により、消化器癌におけるドライバー変異、構造異常、反復配列領域の変化、さらには非コード領域の意義など、従来の解析では捉えきれなかった多くの新知見が明らかになりつつあります。本セッションでは、WGSを通じて見出された消化器癌の新たな特徴や臨床応用への可能性について紹介し、個別化医療や予後予測への展望を議論します。基礎から臨床に至る多様なアプローチの演題を広く歓迎します

 

 座  長:渡邊 雅之(公益財団法人がん研究会有明病院消化器外科)

      藤城 光弘(東京大学医学部附属病院消化器内科)

 

■ワークショップ5 消化器がんの幹細胞を科学する

12月17日(水) 11:30~12:30 第2会場 大会議室(7F)

【企画趣旨】

がんはある日突然発症するものではなく、前がん状態や未病の段階を経て進展すると考えられます。特にがん幹細胞は、発がん初期から腫瘍維持、再発・転移に至るまで中心的な役割を担うことが明らかになりつつあります。本セッションでは、消化器がんの発生起点としてのがん幹細胞に着目し、その分子変化や病態の可視化、介入の可能性について議論します。基礎・トランスレーショナル・臨床研究の観点から、広く演題を募集します。

 

座  長:中山 敬一(東京科学大学 総合研究院 高等研究府)

     藤原 俊義(岡山大学学術研究院医歯薬学域 消化器外科学)

 

ポスター発表

12月16日(火) 17:25~18:25 ポスター会場 交流ギャラリー(2F)