学会長挨拶
第1回日本才能研究学会年次研究大会の開催を慶んで
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日本才能研究学会・会長 President, Japan Society of Gifted Studies 松村 暢隆 Dr. Nobutaka MATAUMURA (関西大学名誉教授・愛媛大学教育学部附属才能教育センター客員教授) | ![]() |
本年3月10日(隅田教授の発案による「才能の日」)に満を持して設立されました「日本才能研究学会(JSGS)」は、おかげさまで多様な分野の研究者ならびに教育実践者の皆さまに支えられ、力強い歩みを始めております。本会に結集してくださった志高き方々に、改めて深く御礼申し上げます。このたび、記念すべき第1回年次研究大会が、愛媛大学才能教育センター(EU-GATE)を擁する松山の地で開催されますことを、皆さまと共に心より祝したく存じます。
これまで、日本における才能教育の理論的・実証的研究は、先進諸国と比較して限定的であったと言わざるを得ません。しかし近年、文部科学省が推進する「個別最適な学びと協働的な学び」の理念を背景として、「特異な才能のある(特才の)」児童生徒への指導・支援に関する議論と実践が、かつてないうねりとなって広がりつつあります。本学会は、いわゆる「ギフテッド支援」という限定的な枠組みにとどまらず、才能教育・才能伸長に関連する多岐にわたる学術分野から、基礎的・応用的知見を包括的に結集することを目指しています。才能のある児童生徒を含む全ての子供たちが、適切な環境のもとで自らの持てる力を存分に伸ばして発揮できるような、教育と社会の在り方をここから構想してまいります。
この理念を具現化する第一歩となる本大会では、小規模ながら多様な知見が交差するプログラムを通じて、会員相互の交流と学術的議論の深化を図ります。とりわけワークショップおよび研究発表等の場が、これからの才能研究を担う若手研究者にとって飛躍の契機となることを強く期待しております。
日本の教育文化や学校制度に根ざした、日本固有の才能教育の在り方を構想し、提唱していくことは、皆さまと共に新しい時代の扉を開くための大切な歩みです。ご参加いただく皆さまが、今後の研究や実践に向けて新たな活力を得られるような、実り多き大会となりますよう、大会実行委員長の隅田教授をはじめ、JSGSおよびEU-GATEの関係者一同、鋭意準備を進めております。
多くの方々のご参加を、心よりお待ち申し上げております。

