シンポジウム
京都は京料理,京町家,和服,茶道・華道など,伝統文化が暮らしに根付き,古くからの風習が,祭礼や年中行事などの中に受け継がれる都市です.一方で,伝統を守りつつ,常に新しいものに挑戦する精神と創造の力を秘めた「未来を創るまち」でもあります.
シンポジウムでは, 日本的美意識を現代的解釈し,現代のデジタル技術でしか表現できないアート&テクノロジー作品として再構築してファッションショーを開催する等,国内外で活躍する土佐尚子氏(京都大学教授)に基調講演を頂きます.
パネルディスカッションには,土佐氏に加えて,京都の料理人らと日本料理やだしを国内外の大学生に紹介する活動を行う山崎英恵氏(龍谷大学教授)と学生や地域とともに空き家の町家の活用に取り組む井上えり子氏(京都女子大学教授)をお招きし,コーディネーターは学会員の奥井一幾氏(神戸松蔭大学准教授)が務めます. 豊かな生活文化をもつ京都での取り組みについての情報を共有し,今後の家政学のあり方を考える機会にできればと考えています.ぜひ、ご参加ください!
シンポジウム 5月23日(土)15:00~17:10 C校舎501
テーマ:生活文化の継承と創造-家政学の役割を考える
第1部 基調講演
「Japan Society NYで発表したSound of Ikebana: New Media Art Fashion Showを中心に」
土佐尚子氏(京都大学防災研究所教授)
第2部 パネルディスカッション
土佐尚子氏
山崎英恵氏(龍谷大学農学部食品栄養学科教授)
「出汁がつなぐ生活文化とウェルビーイング」
井上えり子氏(京都女子大学家政学部生活造形学科教授)
「住領域における実践的教育」
コーディネーター
奥井一幾氏(神戸松蔭大学人間科学部人間科学科准教授)
【登壇者紹介】
土佐 尚子 氏(京都大学防災研究所教授)
日本的美意識を現代的解釈し,現代のデジタル技術でしか表現できないアート&テクノロジー作品として再構築する.工学博士(東京大学).主な作品は,「Neuro-Baby」「ZENetic Computer」「Sound of Ikebana」「Zero Gravity Art(2025EXPO)」「防災ファッション」など.ATR知能映像通信研究所,MIT Center for Visual Studies でArtist Fellow終了後,京都大学に着任.2016年度文化庁文化交流使.2024-2026年NY Fashion Week でCollectionを発表.作品はMoMA等で収蔵.
以下はSound of Ikebana: New Media Art Fashion Showの動画URLです。どうぞご覧ください
山崎 英恵 氏(龍谷大学農学部食品栄養学科教授)
食品に関わる感覚科学,調理科学を専門とし,食品による気分状態変化,口腔感覚と食行動などの研究に従事.2009年より京都の料理人らと日本料理や出汁を国内外の大学生に紹介する活動に取り組んでいる.
井上 えり子 氏(京都女子大学家政学部生活造形学科教授)
京都の花街の建築文化について研究をおこなっている.また,学生や地域とともに空き家の町家の活用に取り組み,長屋をDIYして地域の交流施設として活用する等の活動を行なっている.京都市京町家保全・活用委員会委員.
奥井 一幾 氏(神戸松蔭大学人間科学部人間科学科准教授)
関西を拠点に家政学や家政学原論を高校生から一般向けに発信する活動に取り組んでいる.活動の軸は日本家政学会に置く.現在の研究テーマは,消費者教育,家庭科教育,共生社会領域であり,対話型カード教材の作成などに取り組む.
