講演情報
[OS-04-01]社会水文学の超学際研究への転換に向けて-これまでの展開と課題-
*中村 晋一郎1、小森 大輔2、檜山 哲哉3、飯泉 佳子4 (1. 名古屋大学 大学院工学研究科、2. 東北大学 災害科学国際研究所、3. 名古屋大学 宇宙地球環境研究所、4. 日本大学 文理学部学科)
キーワード:
社会水文学、人間-水相互作用、文脈依存、実践、参加型アプローチ
現代の水問題は,気候変動,人口動態の変化,インフラの老朽化,さらには社会的格差の拡大など,多様な要因が複雑に絡み合う形で顕在化している.こうした問題を理解するためには,自然科学のみならず,人文・社会科学を含む学際的アプローチが不可欠である.社会水文学は,2010年代に人間と水の相互作用(人間–水相互作用)を動的かつ双方向的なフィードバックとして捉える枠組みとして提案され,人間–水相互作用を理解するための学際的な研究分野として発展してきた1).近年では,これまでの「理解」のための学際的研究から,水問題解決のための意思決定と実践を伴う超学際研究への転換が課題となっている.本発表では,これまでの国内外における社会水文学の展開を整理するとともに,社会水文学の超学際研究への転換に向けた課題と方向性を議論する.
