講演情報
[OS-06-02]気象庁タンクモデルとCaMa-Floodの結合によるバックウォーターを考慮した内水氾濫解析
*太田 琢磨1、池田 翔1、山崎 大2 (1. 気象研究所 応用気象研究部、2. 東京大学 生産技術研究所)
キーワード:
背水効果、内水氾濫、CaMa-Flood、降雨-流出モデル化
本研究では,バックウォーターを考慮した内水氾濫解析の高度化を目的として,気象庁タンクモデルと全球河川モデルCaMa-Floodを一方向に結合した解析手法を構築した。タンクモデルにより推定した流域スケールの流出量をCaMa-Floodに入力し,河道水深および河道を含む氾濫原上の浸水深を算出した。平成30年7月豪雨を対象とした事例解析では,江の川水系の支川において,本川水位の上昇に伴うバックウォーターの影響を受けた水位変動や,合流部付近での湛水型内水氾濫の空間分布が再現された。これらの結果は,従来の簡易的な水文指標では表現が困難であった内水氾濫過程について,河道水位と氾濫過程を明示的に扱う物理モデルにより一定の再現が可能であることを示している。
