講演情報
[OS-10-02]政府による災害対策によって各世帯の生計向上投資がどう変化するのか
〜ガーナ沿岸の海岸災害被災地を対象としたケーススタディ〜
*森 利紗子1、川崎 昭如1,2 (1. 東京大学大学院工学系研究科、2. 東京大学未来ビジョン研究センター)
キーワード:
リスク認知、投資、世帯訪問調査、海岸災害、気候適応政策
開発途上国では、災害と貧困が密接に関連する一方で、災害対策の便益としての生計向上効果は十分に評価されていない。世帯の投資は、リスク低減投資と生産的投資に分類され、既存研究では前者への影響が示されているが、後者に関する知見は限定的である。そこで本研究では、ガーナ沿岸部の海岸侵食被災地域での世帯訪問調査で得られたデータを用い、世帯の経済状況、リスク嗜好、災害経験を組み込んだ意思決定モデルを構築し、リスク認知の変化が投資行動に与える影響を明らかにする。さらに、ハードおよびソフト対策を含む多様な政策の生計向上効果を評価し、限られた資源下での効果的な災害対策の設計に示唆を与える。
