講演情報
[PS-01-02]甲府盆地における地下水涵養源推定に有効な水質トレーサーの検討
*松浦 拓哉1 (1. 山梨大学大学院総合研究部)
キーワード:
河川水質、水質トレーサー、空間分布、釜無川、笛吹川
本研究は,甲府盆地全域における陸水水質の空間分布を明らかにし,地下水涵養源の推定に有効な水質トレーサーを検討した.その結果,電気伝導率 (EC)は笛吹川において流下するにつれ上昇する傾向を示し,水温は釜無川,笛吹川の両河川で上昇傾向が認められた.主要溶存イオンは空間変化が大きく,特にカルシウムイオンCa2+,HCO3-,SO42-が顕著であった.水素・酸素同位体比は釜無川で流下するにつれ大きくなった一方,釜無川の電気伝導率,笛吹川の水素・酸素同位体比,両河川のpHは顕著な空間変化が認められなかった.以上の結果より,地下水涵養源の推定には,EC,水温,溶存イオン,水素・酸素同位体比が有効な水質トレーサーであることが明らかになった.
