講演情報

[PS-01-06]一級河川におけるLiDAR DEM を用いた堤防位置および高さの推計精度の検証

*吉村 湧1、Do Ngoc Khanh2、日置江 桂3、山崎 大4、平林 由希子5 (1. 芝浦工業大学 大学院理工学研究科、2. 芝浦工業大学 SIT総合研究所、3. (株)ウェザーニュース、4. 東京大学 生産技術研究所、5. 芝浦工業大学 工学部土木工学課程)
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キーワード:

堤防、ライダーデム、堤防検出、堤防高さ

近年、気候変動や氾濫原への資産集中による水害リスクの増大に伴い、高精度な全球洪水モデルの構築が急務となっているが、既存モデルでは空間解像度の制約から堤防等の防御施設の表現が不十分である。本研究では、広域的な堤防データベースの高精度化に向けて、日本の一級河川(鬼怒川)を対象に LiDAR DEM から推計した堤防位置および堤防高の精度検証を行った。推計にはDEMの断面曲率等の地形量に基づくライン化堤防検出手法を適用し、国土交通省の河川断面測量データから抽出した実測の最頂部標高との比較評価を実施した。646地点における検証の結果、推計堤防高と実測値の二乗平均平方根誤差(RMSE)は1.233mであり、既往手法(RMSE 2.73m)と同等以上の良好な推計精度が確認された。推計値には全体的に0〜-1mの過小評価傾向がみられたが、探索範囲の拡大により誤差が縮小したことから、最大10m程度の水平位置のずれが主因と推察された。一方で、崖地形の誤抽出や橋梁部の横断線ずれによる局所的な誤差も確認され、推計精度には地形条件や検出位置の不確実性が複合的に影響することが示された。