講演情報

[PS-01-44]MSMから推定した融解層高度に基づくVILの積算高度を考慮したVILナウキャストの検討

*馬渕 慎也1、吉見 和紘2 (1. 富山県立大学大学院工学研究科、2. 富山県立大学工学部)
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キーワード:

VIL Nowcast、rainfall prediction method、melting layer、MP-PAWR、localized heavy rainfall

中小河川では,局地的大雨に起因する水災害が発生し、問題となっており、局地的大雨に対する短時間降雨予測手法の精度向上が求められている.最新型の気象レーダである二重偏波フェーズドアレイ気象レーダ(MP-PAWR)は30秒程度で100仰角を超える三次元観測が可能であり,従来レーダと比較して高速・高密度な観測が可能である.MP-PAWRを活用した降雨予測手法として,VILナウキャストが挙げられ,従来の予測モデルよりも早期に大雨の検知が可能である.一方で、予測雨量の過大評価が指摘されており、改善が必要である。過大評価の一因として融解層高度の影響に着目し、MSMから推定した融解層高度以下を積算したVILを用いた予測を行い、従来手法と比較することで改善効果の検証を行った。結果として、従来のVILナウキャストの予測結果よりも降水強度の減少が確認されたが、RMSEは事例によっては改善がみられなかった。これは積算高度の違いにより,上空の雨が含まれなくなり降水量または降水領域が減少したことで誤差が大きくなったためであると考えられる。