講演情報

[PS-01-51]北海道を対象とした雪水比の地域特性

*石原 知咲1、髙田 尚輝1、大屋 祐太2、丸谷 靖幸3 (1. 九州大学大学院 工学府、2. 北海道立総合研究機構、3. 九州大学大学院 工学研究院)
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キーワード:

雪水比、降水量、降雪量、気温、北海道

本研究では,北海道内110地点を対象に雪水比(降雪量/降水量)の地域特性を評価し,その要因を明らかにすることを目的とした.各地点において降水量・降雪量・気温の観測値からロジスティック関数を用いて雪水比を推定し,得られた係数a, b, cに対してクラスタリングを実施することで地域差を把握した.さらに,各係数を目的変数,寒冷期(11~4月)の気温,降水量,風速,標高を説明変数とした多変量回帰分析を行い,LMG法により各要因の相対寄与率を算出した.その結果,係数aは風速,係数bは気温,係数cは降水量の影響を強く受けることが明らかとなり,雪水比の地域差は係数ごとに異なる気象要因に支配されていることが示された.また,主要因子と各係数との間には一定の対応関係が確認され,気象条件に基づいて係数を近似的に設定することで雪水比の簡易推定が可能であることが示唆された.本研究の成果は,気候変動影響評価における降水量から降雪量への変換精度の向上に寄与することが期待される.