講演情報
[PS-01-56]スギ林における地点樹冠通過雨量の空間分布が雨樋による樹冠通過雨計測に及ぼす影響
*飯田 真一1、清水 貴範1、小田 智基1、岩上 翔1、南光 一樹2、レヴイア デルフィス3 (1. 森林総合研究所、2. 東京農工大学、3. デラウェア大学)
キーワード:
スギ林、樹冠通過雨、雨樋、空間分布
スギ林において貯留型雨量計を林床面上に30台配置して地点樹冠通過雨量の空間分布を計測するとともに,長さ3m平底雨樋もしくは4mのV字型雨樋2台を用いた樹冠通過雨量との比較を行った.平底雨樋を地点AおよびBに設置して計測したのち,これらをV字型で置き換えた.本林分では地点樹冠通過雨量の空間分布特性は降雨ごとに大きく変動しないことが分かった.30か所の地点樹冠通過雨量の計測誤差は6.6%であり,その平均値と2台の雨樋の平均値はよく一致し,雨樋の平均値を林分代表値とみなして問題ないことが明らかとなった.地点AとBの雨樋による計測値には3-10%の差があったが,30地点の樹冠通過雨の空間分布から試算される雨樋の受水面積に相当する計測誤差は8-10%であることを考慮すると,その差は有意ではない可能性がある.ここで行った試算を検証するためには,雨樋計測値の空間分布を明らかにする必要があると考えられる.
