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[PS-01-59]森林施業と森林火災が流量応答に及ぼす影響の比較 ―年流出高と低水流量に着目して―

*綿貫 翔1 (1. サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社 水科学研究所)
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キーワード:

森林火災、森林施業、森林攪乱、流況曲線、低水流量

森林施業と森林火災はいずれも樹木量の減少を伴う森林攪乱であるが,流量応答,特に低水流量への影響が同じ方向に現れるとは限らない.本研究では,竜ノ口山森林理水試験地の南谷における日流量データを用いて,森林施業前後および森林火災前後の流量応答を比較した.年降水量には,森林施業前後および森林火災前後のいずれにおいても有意な差は認められなかった.年流出高は,森林施業後および森林火災後のいずれも平均値として増加したが,有意な差は認められなかった.一方,355日流量は森林施業後に有意に増加したのに対し,森林火災後には有意な変化は認められなかった.この結果は,年間の総流出量の変化だけでは,低水時に河川を支える流量の変化を十分に把握できない可能性を示している.森林攪乱の影響評価では,年流出高に加えて,低水流量や渇水時の水資源への影響を併せて評価することが重要である.