講演情報

[PS-02-32]二次元格子に基づく下水道モデルを用いた内水氾濫計算

*山口 駿希1、市川 温2 (1. 京都大学 工学研究科 河川流域マネジメント工学講座、2. 京都大学大学院経営管理研究部)
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キーワード:

下水道モデル、氾濫モデル、都市水文、流出

都市域の内水氾濫解析では,地表面流だけでなく,下水道の排水能力や管内水位の上昇を考慮することが重要である.本研究では,下水道網を二次元格子上で簡略的に表現した下水道モデルを構築し,二次元氾濫モデルと連成することで,都市域内水氾濫の再現計算を行った.下水道モデルでは,各格子セルにおける下水管の接続方向を数値化し,接続方向に応じて管内流量および水位を計算した.対象領域は,1997年8月豪雨により浸水被害が発生した大阪市大正区鶴町集水区とし,実際の下水道網および降雨データを用いて再現計算を実施した.その結果,浸水実績範囲内で浸水が確認され,下水道と地表面流の相互作用に関する基本的な挙動を表現できる可能性が示された.一方で,計算結果は浸水範囲および浸水深を過大に評価しており,雨水ますを介した排水過程の導入や,下水道網の格子化方法の改善が今後の課題である.