講演情報

[PS-02-35]ため池揚水発電システムのため池灌漑地区への適用

*木原 昂1、谷口 智之2、岩田 幸良2、堀 俊和3、泉 明良3 (1. 九州大学大学院生物資源環境科学府、2. 九州大学大学院農学研究院、3. 農研機構農村工学研究部門)
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キーワード:

ため池、揚水、GCM

太陽光発電を利用して農業排水を反復利用する「ため池揚水発電モデル」を,岐阜県内の実在する34基のため池に適用し,利水・治水対策が将来の利水治水安全度に与える影響を評価した.水田面積あたりのため池貯水深(ため池貯水能)が30 mm未満のため池では,揚水と低水位管理を組み合わせても利水・治水安全度の向上が認められず,ハード対策の必要性が示唆された.一方,30 mm以上のため池では,揚水と適切な低水位管理の組み合わせにより,現在気候下での満水管理よりも利水・治水安全度の双方が向上した.貯水能が小さいため池では強い低水位管理が,大きなため池では弱い低水位管理が有効であり,ため池の諸元に応じた最適な管理強度の選定が重要であることを明らかにした.