【報告会】 能登半島地震の被害と課題
日時
2024年9月11日(水)14時20分~16時00分
場所
弘前大学文京町キャンパス 第6会場 総合教育棟4階401講義室
趣旨
農業農村工学会では、1月2日に対策本部を設置し、被災した施設の調査を支援しています。特に、石川県ではその被害が大きく、能登半島地震による石川県の農業関連のインフラ被害が1,000件を超えることが分かっています、県内の多くの自治体で田畑や農道に亀裂が生じたほか、水路の崩壊も確認されています。また、農業用ダムを含むため池は、県全体で崩壊などの被害が268件見つかりました。決壊など二次被害が広がる恐れがあるため調査を優先し、把握が進んでいます。
しかしながら、今後は農地やインフラ施設の復旧のみならず、農業の営みや集落活動等のコミュニティについてどのような対策が必要であるかなど、人口減少下における復旧・復興の在り方も課題となっています。そこで、石川県立大学で取り組まれている「能登半島地震復興支援プロジェクト」や新潟大学の調査報告を加えて、「能登半島地震の被害と課題」報告会を企画しました。
報告会 構成
司会進行 石川県立大学 一恩英二教授
(1)田園資源の活用による能登復興支援
石川県立大学 瀧本裕士教授
(2)農地・農業用施設の復旧復興プロジェクト
石川県立大学 森下丈久教授
(3)農業生産者連携・農村コミュニティー復興支援に関する総合研究
石川県立大学 山下良平准教授
(4)流域環境を考慮した農業農村の復興のあり方
新潟大学 粟生田忠雄助教
(5)能登半島珠洲市を中心とした地滑り・土砂災害の状況
新潟大学 鈴木哲也教授