大会概要
大会テーマ:感性工学の「夏への扉」!
第26回日本感性工学会大会を、2024年9月12日~14日に開催いたします.会期は大学からの参加者も参加しやすい9月といたしました.
会場は、昨年度と同じく、東京・タワーホール船堀、形式はオンサイト(対面)です.多くのご発表,ご参加をお待ちしております.
ご発表の方は申し込み時に発表のセッションを選択していただきます.発表セッションの区分につきましては、過去の件数や部会の活動を踏まえて見直しを致しました.感性工学の分野は広く,また学際的なテーマも多数あります.・・・感性の原理,数理モデル・計算技法,計測・評価手法,生理・心理的知見,具体的な製品やサービスでの知見や提案,ビジネス、社会の問題解決など,・・・ご発表の論点に応じてご選択ください.適切な分野が見つからない場合は,「その他・新分野」を選択してください.発表内容を考慮し,プログラムを作成します.
現在の感性工学のすべての分野をカバーできるよう心掛けたつもりでありますが、ご意見をお寄せください.また,懇親会を「情報交換会」としました.初対面の方も積極的にご参加いただき,ご活用いただければ幸いです.
昨年度の大会,本年度の春季大会でご好評をいただきました,ナイトセッションは(一財)感性科学協会の主催により,今大会でも開催いたします.研究発表にまだ満たないが重要な意見交換や提案がなされる場になるかと存じます.オンラインとのハイブリッドで開催予定ですので,会場にお越しになれない方もご参加いただけます.
世界的な混乱を生んだ新型コロナウイルス感染症が昨年5月に「5類」に移行しました。長い冬が終わりを告げました.行動やコミュニケーションでは、代替のきくものとそうでないものが顕在化しました.ライフスタイルの変化をもたらしました.学術面でも経済面でも我が国の相対的な国際地位の低下が指摘されています.スマホネイティブに対して求められるメディアの変化,総商人化と言われる購買・処分行動,不便と我慢を強いられる高齢者,AIの活用とリスク管理,インターネット情報の信頼性の確保など,生活の質を高める取り組みがますます必要になっています.
本大会テーマを「感性工学の「夏への扉」」としました.最近映画にもなり,新訳も出ているようです.昭和世代は,Robert A. Heinleinの小説を連想するでしょう.夏への扉は一つではなく,多くの扉があると思います.参加者各位におかれましては,いつもと違った春から,新しい夏への扉を開く機会になれば幸いです.多数のご参加により活発な討論と交流の場になることを願っております.
大会実行委員長 高寺政行