セッション詳細

[C251]技術者・研究者・市民の倫理問題と学会の役割―現場・教育・社会をつなぐ対話の場として― [技術倫理委員会]

2026年9月6日(日) 13:00 〜 16:45
16-206(16号館)
金光 秀和(法政大学)
対象:大学生・一般
科学技術を取り巻く倫理的課題は、近年ますます複雑化・社会化している。安全性、環境問題、AI・自動化、研究不正、社会的受容などの問題は、もはや個々の技術者や研究者のみが担える範囲を超え、技術を利用し影響を受ける市民を含めた多様な主体の関与を必要としている。



日本機械学会は、1999年の倫理規定制定以来、会員個人の倫理的責務を明確化し、専門職としての自律と責任を社会に示してきた。近年、倫理規定の改訂においては、会員個人の行動規範にとどまらず、学会自身が社会との対話を行い、倫理的課題に主体的に関与する役割を担うことが明記された。これは、専門家集団としての学会が、社会との関係の中で積極的な責任を果たすことを意味している。



本フォーラムは、その新たに明確化された学会の役割を具体的に実践する場の一つとして開催するものである。



当日は、

・技術者(実務の現場)

・研究者・教育者(大学・研究機関)

・市民(消費者市民社会の担い手)

という三つの立場から、それぞれが直面する倫理問題を提示する。そのうえで、参加者全体による対話を通じて、これらの課題に対し学会がどのように関わり、支援し、社会との橋渡しを担うことができるのかを共に考える。



専門家と市民が同じ場で議論することにより、学会の新たな社会的役割の可能性を探ることを目的とする。



なお、本フォーラムの後半では「ワールドカフェ」形式による対話を行う。ワールドカフェとは、少人数のグループで自由闊達な対話を重ね、参加者がテーブルを移動しながら議論を発展させる参加型の討議方法である。立場や専門分野を超えた相互理解と創発的な意見形成を促すことを特徴とする。

[C251-2]大学教員の教育者および研究者としての倫理

松久 寛 (京都大学名誉教授)

[C251-3]消費者市民社会における倫理と市民の役割

柿野 成美 (昭和女子大学大学院)