講演情報

[1]神経機能検査装置においてミニ電極接続箱への電極接続を簡易にした当院の工夫

高倉 庸平1, 藤井 久人1, 二村 侑樹1, 酒井 友理1, 宮地 陽輝1, 阿知和 訓貴1, 小林 成道2, 丹羽 敦2, 清澤 一太2, 奥村 友瑛2, 佐々木 拓海2, 清水 憲彦2, 田島 志緒里2 (1.名古屋市立大学医学部附属東部医療センター, 2.名古屋市立大学病院)
名古屋市立大学病院では,日本光電社製 神経機能検査装置 ニューロマスターMEE-1200シリーズを,東部医療センターでは後継機種であるMEE-2000をそれぞれ使用している.当該機器はMEPやSEP,ABRなど様々な検査に使用できる.そのため,各々の検査において針電極,またはシール電極を装着する位置が変わり,ソフト側の設定だけでなく,ミニ電極接続箱(以降ボックス)においても項目を変更する必要がでてくる.検査項目ごとにボックスを変更することも考えられるが,その分追加でボックスを購入する必要がある.また,ボックスに部位名を書いたものを直接テープなどで張り付けることでも可能だが,症例ごとに作成する必要があり煩雑となる.そこで私たちは,テンプレートを作成し,検査項目ごとにそのテンプレートを交換できる方法を考えた.この方法で各々のモニタリング時のテンプレートを作成し,検査項目ごとに張り替える.これにより,毎回ボックスに部位名を張り付ける必要もなく,新たなボックスを購入する必要もない.また,これは後継機種であるMEE-2000にも応用可能である.欠点としては劣化しやすく,作成に若干の時間が必要であるため,今後としては3Dプリンタによる作成や,プラスチックパネルを利用した耐久性の高いものを作成したい.