講演情報
[パネルディスカッション1]医療機器のリース調達を再考する
松月 正樹 (三重大学医学部附属病院 臨床工学部)
医療機器の調達方法において,契約は購入・レンタル・リース,計画は一括・分割・都度の各3種が主にあげられると考える.当院における輸液ポンプの調達方法では,従来は購入契約で都度調達であった.このため機種統一されず,増台に伴う保守管理業務負担増大や保守費用増加が生じた.そこで,動産総合保険が付保されたファイナンスリースに年1度のメーカによる保守点検を組合せた6年のリース契約(保守点検付きリース)を締結した.この保守点検付きリース契約を利用した更新を計画し,2018年度から2022年度までの5か年で年度毎に分割して調達した.2024年度からは2期目が開始している.本講演では,保守点検付きリースの分割調達および同調達方法による更新の経験から,保守管理業務や保守費用を中心に医療機器のリース調達を再考する.