講演情報

[パネルディスカッション2]当院における医用テレメータの安全管理

夛田 和弘 (君津中央病院 臨床工学科)
【背景】医用テレメータとは患者に装着した電極,トランスデューサなどから収集したバイタルサインを送信機を介して電波で離れた場所にあるセントラルモニタにて監視し,医療安全の観点からも欠かすことのできない医療機器である.使用される電波は出力が1mW以下と低く,広い範囲を受信するためにはアンテナ設置が必要である.【医用テレメータの管理と取り組み】当院は診療科が33科あり病床数は660床の地域の拠点病院である.マルチアンテナシステムのシングル方式を採用し,300台以上の送信機とモニタを所有している.「医療機関における安心・安全に電波を利用するための手引き(改定版)」に沿い,スペクトラルアナライザを用いて送信機等の機器やアンテナシステムの性能点検を定期的に実施している.今回,医用テレメータの電波管理を中心に報告する.