講演情報

[パネルディスカッション3]販売実績から考察するR-SUDの最新動向

野中 寿太郎 (日本ストライカー㈱サステイナビリティソリューションズ)
日本で再製造単回使用医療機器(R-SUD)の承認取得・上市して4年が経過した.現在,弊社では3製品を販売しており,着実にR-SUD製品を採用する施設が増えてきている.その背景には,・サステイナビリティ,所謂,循環型社会への意識が高まっていること・増加の一途を辿る国民医療費上昇に対する危機意識の高まり・少しでも病院の収益改善機会を見出したいとする病院の努力があると考える.特に昨年6月より再製造品の所謂“特材”に対して,診療報酬加算が適応されることになり,採用のスピードがより一層加速している.一方,US市場では何百製品も再製造品が使用可能な状況と比較して,我が国で再製造品はいまだ10製品しか承認取得できておらず,広く浸透しているとは言い難い.本パネルディスカッションでは,臨床現場での再製造品の使用状況についての事例や,US市場での最新動向を紹介するとともに,我が国での再製造品の今後の在り方を考察したい.