講演情報

[パネルディスカッション6]改善事例1 浜松医科大学

彦坂 宗平 (浜松医科大学医学部附属病院)
材料部配属後,右も左もわからない中で2022年の夏に出た評価ツールは,唯一の指針となった.評価ツールにより明らかになったことは,①標準作業手順書の得点が突出して低く得点率は27%であった,②必須項目21項目中できていない項目が6点ある,ことであった.①について評価ツールで未達成項目に対して装置の取扱説明書やスタッフへの聞き取りをおこないながら作成していった.その際にはスタッフによりやり方が異なっていた手順や手順が継承されておらずおこなわれていなかった点検が存在することが判明している.②については洗浄・滅菌の根幹にかかわることとして対応.週1回のみ実施していたBDテストを毎日実施へ変更,物理的パラメータについて,業務終了後にノートに貼付する際に目を通していた手順を1工程毎の確認に変更した.パラメトリックリリースでBIは採用していなかったリリース方針は,現在では毎回BIを確認してリリースする方式へ変更している.