講演情報

[シンポジウム10]臨床工学技士による在宅人工呼吸器の管理

春田 良雄, 塚田 さやか, 野堀 耕佑, 岩崎 まなみ, 森田 将太 (公立陶生病院 臨床工学部)
人工呼吸器は患者の生命を維持するために重要な生命維持管理装置である.院内では臨床工学技士や看護師により保守点検や日常点検などの管理がおこなわれている.しかし,在宅人工呼吸療法は小児領域では増加傾向であるが,臨床工学技士が関わる施設は少なく,在宅での人工呼吸器の管理は訪問看護師や介護者に委ねられている施設が多い.当院では平成19年より臨床工学技士が在宅人工呼吸療法に関わり導入から退院同行,在宅訪問をおこない回路交換や機器の指導,保守点検をおこない人工呼吸器の安全性を高めている.本セッションで在宅人工呼吸器の管理について,ディスカッションし今後のあり方を検討したい.