講演情報

[シンポジウム4]包装

江嶋 敦 (㈱ホギメディカル 学術部)
医療現場では滅菌包装として,滅菌バッグ,ラップ材,滅菌コンテナが用いられる.ガイドライン2021では,「滅菌包装のバリデーション」として,滅菌バッグを熱シールする際のヒートシーラーのバリデーションを規定している.PQとしては,①実際に再生処理をするRMDと滅菌バッグを使用する,②滅菌前後で,ヒートシールの完全性を確認する,③滅菌後のRMDの製品適格性を確認する,ことになる.ヒートシーラーは,インパルスタイプ,定温保持タイプ等,原理が異なるので,温度・シール時間・圧力等のパラメータについて説明する.シール性確認法として,染料透過性試験,ヒートシールチェッカ,ヒートシール強度試験についても触れる.