講演情報
[シンポジウム5]大学病院における中央材料室での臨床工学技士の役割~過去・現在・未来~
菅田 岳洋 (川崎医科大学附属病院 MEセンター)
当院は病床数1,182床,年間手術件数約9,000件の大学病院である.また,臨床工学技士は34名在籍しており,うち13名が中央手術室に配置されている.中央手術室に配置された臨床工学技士は日常的に中央手術室と中央材料室を横断し滅菌や機器の使用後点検などの業務をおこなっており,臨床工学技士が関わる手術材料での安全性の担保,在庫管理,効率的な材料運用などで中央材料室と中央手術室に貢献してきた.さらに従来の関わり方に加え2024年度から臨床工学技士1名が中央材料室専従となり,中央材料室の運営や管理にも深く関与することとなった.本発表では過去から現在,そして今後の臨床工学技士の中央材料室での業務内容を紹介し,中央材料室での臨床工学技士の役割について考察していく.