講演情報

[シンポジウム7]環境保護への責任― ジョンソン・エンド・ジョンソンの取り組み

須藤 慶吾 (ジョンソン・エンド・ジョンソン㈱メディカルカンパニー サプライチェーンデリバー ディストリビューション)
ジョンソン・エンド・ジョンソンは,民間企業で初めてSDGsへのコミットメントを発表した企業の一つとなっている.当社にとってサステナビリティとは,患者や医療従事者,社員,地域社会などすべてのステークホルダーに対して社会的・環境的・経済的な価値を生み出すことと考える.すべての人々の健康の向上に貢献することを目指し,世界にとって喫緊の課題となっているパブリックヘルスの解決に向けて,社内外のパートナーシップを活用しながら取り組んでいる.人の健康を改善することと美しくきれいな環境を守るということには深い関わりがあり,地球環境の悪化は人の健康への大きな脅威であると考え,当社はグローバルヘルスケアカンパニーとして環境保護への責任を強く感じている.ジョンソン・エンド・ジョンソンの経営理念「我が信条(OurCredo)」の中でも,企業が果たすべき責任として「環境と資源の保護に努めなければならない」と明記し,グローバル13万人の社員が共通の指針としている.日本においても,この「我が信条」に基づき,再生可能エネルギーへの転換,エネルギー削減,物流における環境負荷軽減,組織文化醸成などに取り組んでいる.こうした取り組み例を紹介しながら,企業としてさらなる貢献の余地を見出していきたい.