講演情報
[シンポジウム9]心電図モニターワーキンググループの活動について
川﨑 淳一, 石井 宣大 (東京慈恵会医科大学附属柏病院 臨床工学部)
【目的】アラーム低減に向けた教育や運用改善等を含む生体情報モニタの安全使用を目的に,心電図モニタワーキンググループを立ち上げた.今回,これまでの活動成果を報告する.【活動内容】これまでの活動内容は,①セントラルモニタ運用内規の改定②モニタ指示等の調査および周知③アラーム解析レポートからの改善活動④院内ラウンドおよびフィードバック等を実施した.【成果】成果は,①2種類あったモニタ内規,手順書を統合した.②モニタ指示等の調査結果から指示,評価記載手順を院内周知した.またモニタ指示漏れ対策として,各診療部へ改善提案をおこなった.③アラームレポート勉強会を看護責任者へ実施した.また病棟毎にアラーム低減に向けた目標を設定し,取り組みを実施した.④週1回の院内ラウンドを実施し,結果を関連委員会へフィードバックした.【今後の展望】これまでモニタ指示・評価記載率の向上やアラーム低減活動等をおこなってきたが,目的達成には至らない現状である.引き続き院内ラウンドの強化,使用者側への指導,法令順守を含めたモニタの安全使用に向け,多職種とのチーム連携を図りたい.