講演情報

[102]システムを利用した滅菌物管理と器材管理の検討

冨樫 清英1, 河野 絵理1, 中崎 理恵子1, 東田 明美1, 林田 史香1, 山内 朋子1, 神舘 笑1, 旗手 まどか1, 佐藤 優衣1, 中村 公美1, 水戸部 さゆり1, 高山 陽太2 (1.北見赤十字病院 物流情報管理室, 2.サクラ精機㈱札幌営業所)
【初めに】当院では,2024 年1月電子カルテシステム更新に合わせて滅菌物品質管理システムを導入,2025 年2月手術準備システムを追加導入し,手術器材の滅菌管理と準備業務についてシステムを用い実施した.手術件数はこの10 年間で年間約1,000 件増加し,手術支援ロボット等の導入が図られ,使用される手術器材の種類・数量が大幅に増加した.また,指定管理制度の導入に伴い公的病院との2病院対応を実施,管理する器材数が膨大な数量となり,修理対応・更新購入等管理業務が大きく増加,加えて,手術件数の増加に伴い滅菌物の品質管理・在庫管理等が増加したことから,滅菌物品質管理システムの各機能と電子カルテシステムの材料管理・ME 機器管理機能を用い安全な手術器材を提供を目的に各システムの有効活用を検討し安全な滅菌物の提供を目指すこととした.
【方法】電子カルテシステムの材料管理・ME 機器管理機能の現状を調査し滅菌物品質管理システムの器材管理機能と比較をおこなった.また,固定資産管理システムに登録される情報を精査,各機能の登録情報の確認をおこない内視鏡システムのような数種類の器材を組み合わせて使用する機器情報を確認した.次に,各機能のマスタ管理者へヒアリングをおこない情報の精査を実施し重複する項目を確認,滅菌物品質管理システムへの登録を検討し共通した登録情報から各機能へアクセスする方法を検討,修理依頼票の自動作成等を用い修理対応・更新購入等の管理業務を標準化した.
【結論】各システムの情報を共通利用することにより手術室・中央材料室のような膨大な鋼製器具等管理が容易となり,また,内視鏡システムのように複雑な管理を必要とする器材管理を中央材料室側でおこなうことで安全な手術器材を適正な数で提供することが可能となる.