講演情報
[117]公開データに基づき構築したデータベースによる医療機器関与事例の分析
伊藤 宏将1, 三澤 哲也1, 渡邊 雅俊1,2 (1.名古屋市立大学大学院 データサイエンス研究科, 2.国家公務員共済組合連合会東海病院 臨床工学科)
本報告では,公益財団法人日本医療機能評価機構による「医療事故情報収集等事業」Webサイト(以下当該サイト)における2010 年1月から2025 年3月までの公開データを対象に,報告者が設計・構築したデータベース(DB)を活用しておこなった,医療機器が関与する医療事故とヒヤリ・ハット事例(計21,728 件.
以下研究対象事例)の分析結果を報告する.すなわち,同期間における対象データの整理から,研究対象事例の全体的な概観をおこなったうえで,2012 年4月時点までの当該サイト情報を用いて医療機器が関与する医療事故とヒヤリ・ハット事例を分析した石井らの先行研究(石井・松田・外:「医療機器に関連した医療事故およびヒヤリ・ハット事例の分析」,医療の質・安全学会誌,2015 年)における結果との比較から,データ更新による相違を確認する.
具体的には,まず報告者がDB 管理システムSQLite に基づいて設計・構築した,本報告の分析用DB を紹介する.研究対象事例は当該サイトで事例ごとにCSV 形式でダウンロードできる.報告者はその取得データの形式を確認し,それに合わせた分析用のテーブルを設計することでDB を作成しており,本報告でその概要を述べる.
つづいて,当該DB を活用し,冒頭紹介した期間における医療機器に関わる医療事故とヒヤリ・ハット事例の全体的傾向を概観する.さらに,職種別に研究対象事例の当事者を明確な当事者か否かで2群に分けたうえで,それぞれの群における職種経験期間や部署配属期間についての2群間Mood 中央値検定をおこない,経験年数や部署配属年数による主たる当事者として関わった事故やヒヤリ・ハット事例発生数の有意差に関する結果を報告する.なお,期間を追加更新した本報告の結果では,医療事故において5%有意水準で中央値の有意差があったのは,職種経験期間では「全職種」「医師」「看護師」,部署配属期間では「全職種」となり,それぞれ先行研究との違いが認められた.
以下研究対象事例)の分析結果を報告する.すなわち,同期間における対象データの整理から,研究対象事例の全体的な概観をおこなったうえで,2012 年4月時点までの当該サイト情報を用いて医療機器が関与する医療事故とヒヤリ・ハット事例を分析した石井らの先行研究(石井・松田・外:「医療機器に関連した医療事故およびヒヤリ・ハット事例の分析」,医療の質・安全学会誌,2015 年)における結果との比較から,データ更新による相違を確認する.
具体的には,まず報告者がDB 管理システムSQLite に基づいて設計・構築した,本報告の分析用DB を紹介する.研究対象事例は当該サイトで事例ごとにCSV 形式でダウンロードできる.報告者はその取得データの形式を確認し,それに合わせた分析用のテーブルを設計することでDB を作成しており,本報告でその概要を述べる.
つづいて,当該DB を活用し,冒頭紹介した期間における医療機器に関わる医療事故とヒヤリ・ハット事例の全体的傾向を概観する.さらに,職種別に研究対象事例の当事者を明確な当事者か否かで2群に分けたうえで,それぞれの群における職種経験期間や部署配属期間についての2群間Mood 中央値検定をおこない,経験年数や部署配属年数による主たる当事者として関わった事故やヒヤリ・ハット事例発生数の有意差に関する結果を報告する.なお,期間を追加更新した本報告の結果では,医療事故において5%有意水準で中央値の有意差があったのは,職種経験期間では「全職種」「医師」「看護師」,部署配属期間では「全職種」となり,それぞれ先行研究との違いが認められた.
