講演情報
[14]滅菌バッグ2 重包装の見直しに向けての取り組み
谷中 克弥, 梅原 和輝 (日本赤十字社 舞鶴赤十字病院)
A 病院では,約8年前から手術室で扱うRMD の滅菌は,全て滅菌バッグを2重包装(以下2重バッグ)にしていた.その経緯として,滅菌物の運搬,保管といった一連の運用過程で,滅菌物の落下や保管棚への出納頻度が多く,滅菌バッグの破損による滅菌破綻のリスクが高い状態であった.さらに手術準備の器械展開が,鉗子操作だったため,安全に取り出す手段としても,2重バッグにすることで安全性を確保していた.
2重バッグは,滅菌剤の浸透や乾燥性の懸念があることから全てに適応することは検討しなければならない.2024 年に部署内で包装形態を考える機会を設け,減量に伴う対費用効果も説明し,実践したことで業務改善に繋がった取り組みとして報告する.
A 病院の滅菌物の数は,約3,000 点あった.
2重バッグは手術室だけのもので,院内で占める割合は約69%あり,手術室での割合に換算すると約77%に相当していた.過去3年間の滅菌バッグの購入金額を調査し,その平均金額を,2重バッグ数に当てはめると,2重バッグの概算費用額は,372,308 円となった.1重でも可能なRMD を概算したところ,97,509 円の減額が見込まれた.また人件費についても,例えば30 個の滅菌物作成時の場合,人件費も加算すると,1重バッグと2重バッグとでは3,566円の差額があり,作業時間に30 分もの違いが出た.
約1年間で1,031 個を減量することができ,2重バッグ費用の24.3%にあたる90,488 円を概算減額できた.しかし,減量できた1,031 個の再滅菌頻度に比例して,その減額効果は上っていくと考えられる.また,就労時間の質を見直す機会となったことは,大きな成果と捉えている.
2重バッグは,滅菌剤の浸透や乾燥性の懸念があることから全てに適応することは検討しなければならない.2024 年に部署内で包装形態を考える機会を設け,減量に伴う対費用効果も説明し,実践したことで業務改善に繋がった取り組みとして報告する.
A 病院の滅菌物の数は,約3,000 点あった.
2重バッグは手術室だけのもので,院内で占める割合は約69%あり,手術室での割合に換算すると約77%に相当していた.過去3年間の滅菌バッグの購入金額を調査し,その平均金額を,2重バッグ数に当てはめると,2重バッグの概算費用額は,372,308 円となった.1重でも可能なRMD を概算したところ,97,509 円の減額が見込まれた.また人件費についても,例えば30 個の滅菌物作成時の場合,人件費も加算すると,1重バッグと2重バッグとでは3,566円の差額があり,作業時間に30 分もの違いが出た.
約1年間で1,031 個を減量することができ,2重バッグ費用の24.3%にあたる90,488 円を概算減額できた.しかし,減量できた1,031 個の再滅菌頻度に比例して,その減額効果は上っていくと考えられる.また,就労時間の質を見直す機会となったことは,大きな成果と捉えている.
