講演情報

[27]ウォッシャーディスインフェクターにおける積載量がすすぎ性能に与える影響

橋本 素乃1, 岡田 紗英1, 足立 沢実1, 青崎 宜子1, 大塚 有紗1, 田中 美香1, 馬場 重好1, 久保田 英雄1, 藤田 敏2, 川田原 瑠勇2 (1.東京科学大学病院 材料部, 2.クリーンケミカル㈱技術開発部)
【背景と目的】医療現場における滅菌保証のガイドライン2021 では,再使用可能医療機器(以下RMD)洗浄後の洗浄剤の残留について,RMD およびプロセスケミカルズの取扱説明書で許容値および除去法を確認することとなっている.しかし,適切な積載量,すすぎ回数などに関する情報提供が無く,医療施設は適切なすすぎ性能評価条件を見出すことに苦慮している.そこで,異なる積載量でRMD を洗浄した時に排出されるすすぎ排水で洗浄剤成分の残留量を測定し,積載量がすすぎ性能に与える影響について検討した.
【方法】洗浄ラックに積載するRMD は鑷子を用い,積載量は0kg,20kg,40kg,57kg とした.洗浄時の洗浄剤濃度は0.5%,すすぎ回数は1回,2回,3回とした.採水したすすぎ排水のpH,電気伝導率を測定した.
【結果】すすぎ回数が1回および2回では,重量の増加とともにpH および電気伝導率がともに高値となった.一方,すすぎを3回実施することによりpH,電気伝導率ともに,重量による差は見られなかった.
【結語】以上のことから,すすぎ回数2回までは重量の増加が洗浄剤の残留量に影響を及ぼすとともに,すすぎを3回実施することで,重量によらず洗浄剤が洗い流されることが示唆された.