講演情報
[29]ロボット支援手術用インスツルメントの乾燥効率改善の検証
清河 瞳1, 松本 恭子1, 石原 尚路2, 今村 茂義2 (1.広島大学病院 SPD センター 滅菌器材管理室, 2.小川医理器㈱エム・エス・シー事業部)
【背景】A 病院ではロボット支援手術は3年間で2.3倍増加し,再生処理時間の延伸により周転効率の低下と保有本数の増加が課題となっている.
【目的】 ロボット支援手術用インスツルメントの乾燥改善の検証をおこない,再生処理の効率化と保有資産縮小を実現するための科学的根拠を明らかにする.
【方法】ロボット支援手術用インスツルメント8本を使用し,乾燥状態を評価・分析する.洗浄・消毒工程は,インスツルメントメーカ推奨とする.現在実施している工程で乾燥させたインスツルメントの重量を基準とし,設定した温度,時間で重量を測定・比較する.最終判定は,内視鏡による内腔観察とし,内腔の曇り・微小残水を確認する.<乾燥>基準重量:93 度30 分(通常) 乾燥庫4時間 A.95 度30 分(温度だけを上昇) 乾燥庫0,1,2,3,4時間乾燥後の重量,B.95 度50 分(温度上昇と時間の延長) 乾燥庫0,1,2,3,4時間乾燥後の重量,C.95 度60 分(温度上昇と時間の延長) 乾燥庫0,1,2,3,4時間乾燥後の重量,D.100度30 分(温度だけを上昇) 乾燥庫なしの重量,E.100 度40 分(温度上昇と時間を延長)乾燥庫なしの重量
【結果】A ~ E の検証をおこなった結果,B,C,Eにおいて,乾燥庫0時間後の重量と基本重量を比較して0.000 ~-0.075 gであり,内腔観察においても曇り,微小残水は確認できなかった.
【考察・結語】乾燥温度上昇のみでは,十分な乾燥は得られなかった.温度上昇・時間の延長が有効であり,B,C,E の検証において乾燥庫を使用せず十分な乾燥を得ることができた.装置への負荷を考慮し,A 病院ではB の工程を検討する.WD工程のみで乾燥を完結することは,乾燥庫を4時間使用する再生処理工程が削減でき,周転効率の向上が期待できる.この検証は,単施設の取り組みであり,他器材の洗浄スケジュール,CSSD の人員,運用状況や,装置の性能など十分に考慮し,WD の工程を決定する必要がある.
【目的】 ロボット支援手術用インスツルメントの乾燥改善の検証をおこない,再生処理の効率化と保有資産縮小を実現するための科学的根拠を明らかにする.
【方法】ロボット支援手術用インスツルメント8本を使用し,乾燥状態を評価・分析する.洗浄・消毒工程は,インスツルメントメーカ推奨とする.現在実施している工程で乾燥させたインスツルメントの重量を基準とし,設定した温度,時間で重量を測定・比較する.最終判定は,内視鏡による内腔観察とし,内腔の曇り・微小残水を確認する.<乾燥>基準重量:93 度30 分(通常) 乾燥庫4時間 A.95 度30 分(温度だけを上昇) 乾燥庫0,1,2,3,4時間乾燥後の重量,B.95 度50 分(温度上昇と時間の延長) 乾燥庫0,1,2,3,4時間乾燥後の重量,C.95 度60 分(温度上昇と時間の延長) 乾燥庫0,1,2,3,4時間乾燥後の重量,D.100度30 分(温度だけを上昇) 乾燥庫なしの重量,E.100 度40 分(温度上昇と時間を延長)乾燥庫なしの重量
【結果】A ~ E の検証をおこなった結果,B,C,Eにおいて,乾燥庫0時間後の重量と基本重量を比較して0.000 ~-0.075 gであり,内腔観察においても曇り,微小残水は確認できなかった.
【考察・結語】乾燥温度上昇のみでは,十分な乾燥は得られなかった.温度上昇・時間の延長が有効であり,B,C,E の検証において乾燥庫を使用せず十分な乾燥を得ることができた.装置への負荷を考慮し,A 病院ではB の工程を検討する.WD工程のみで乾燥を完結することは,乾燥庫を4時間使用する再生処理工程が削減でき,周転効率の向上が期待できる.この検証は,単施設の取り組みであり,他器材の洗浄スケジュール,CSSD の人員,運用状況や,装置の性能など十分に考慮し,WD の工程を決定する必要がある.
