講演情報
[39]委託会社スタッフが従事する手術ベッド作成業務におけるマニュアル形式の検討
東 亜耶子, 中野 直扇, 万代 泰子, 野口 悟司, 高橋 信之 (㈱日経サービス)
【背景・目的】当社は器材洗浄滅菌,手術室環境整備,受付などの病院業務を受託している.受託先の大学病院において,手術ベッド作成手順を可視化したポケットサイズのマニュアルを作成し,運用してきた.しかし手術術式の増加や術式によるベッド準備が複雑化したことで,視認性や即時参照性に課題が生じた.そこで今回,A4 サイズのマニュアルを新たに作成し,アンケート調査を通じて両形式の有用性を検討した.
【方法】手術室環境整備業務に従事する委託スタッフ13 名を対象に,ポケットサイズおよびA4サイズのマニュアルを併用して運用し,使用感に関するアンケート調査を実施した.あわせて,勤続年数分布を把握した.
【結果】A4 サイズのマニュアルは,「文字が大きく見やすい」「作業場所で即時に確認可能」といった回答が多数を占めた.一方,ポケットサイズのマニュアルは,「持ち歩きが可能」「時間がある時に予習復習ができる」といった利便性が評価された.対象スタッフ13 名のうち,勤続10年以上のスタッフは9名であり,マニュアルの積極的活用が確認された.
【考察】手術部は,高度な専門性と正確性が求められる特殊な環境であり,各診療科からの要望,手術手技や診療科ごとに使用する器材の種類,ベッド配置,手術準備手順が大きく異なる.多種多様な手術手技に対応するためには,私たち受託スタッフにとって統一されたマニュアルの整備が不可欠である.2種類のマニュアルの使用した経験から,勤続年数に依存しない共通認識の形成や教育負担の軽減に寄与し,業務不安の低減を通じてスタッフの継続就業を支援する可能性が示唆された.手術室ベッド作成手順に関するマニュアルは,内容の分かりやすさに加え,効率性や取り扱いやすさを考慮した形式や配置を含めた設計が重要であると考えられる.
今後は,より有用な活用方法を模索していく必要があり,これらの検討が医療安全の観点からも有用であることが期待される.
【方法】手術室環境整備業務に従事する委託スタッフ13 名を対象に,ポケットサイズおよびA4サイズのマニュアルを併用して運用し,使用感に関するアンケート調査を実施した.あわせて,勤続年数分布を把握した.
【結果】A4 サイズのマニュアルは,「文字が大きく見やすい」「作業場所で即時に確認可能」といった回答が多数を占めた.一方,ポケットサイズのマニュアルは,「持ち歩きが可能」「時間がある時に予習復習ができる」といった利便性が評価された.対象スタッフ13 名のうち,勤続10年以上のスタッフは9名であり,マニュアルの積極的活用が確認された.
【考察】手術部は,高度な専門性と正確性が求められる特殊な環境であり,各診療科からの要望,手術手技や診療科ごとに使用する器材の種類,ベッド配置,手術準備手順が大きく異なる.多種多様な手術手技に対応するためには,私たち受託スタッフにとって統一されたマニュアルの整備が不可欠である.2種類のマニュアルの使用した経験から,勤続年数に依存しない共通認識の形成や教育負担の軽減に寄与し,業務不安の低減を通じてスタッフの継続就業を支援する可能性が示唆された.手術室ベッド作成手順に関するマニュアルは,内容の分かりやすさに加え,効率性や取り扱いやすさを考慮した形式や配置を含めた設計が重要であると考えられる.
今後は,より有用な活用方法を模索していく必要があり,これらの検討が医療安全の観点からも有用であることが期待される.
