講演情報
[44]2 点同時PPG 計測装置の開発と部位間の脈波特性差分解析
安島 弘美 (一般社団法人日本健康開発機構)
【背景】本開発では,2点同時PPG 計測装置(CarbSensDual)を開発し,部位間の脈波特性差分解析に向けた基盤構築を目的とした.これまで単点PPG 計測装置(CarbSens Watch)を用いて,食後の脈波形状変化パターンを観察してきた.
食後の糖代謝に伴い,ai2(脈波増大係数)の低下が確認され,血糖値変動の推定にも有用であることが分かっている.しかし単点計測では,時間的変動もあり,左右差や部位差の評価が困難で,部位間の差分を捉えるには限界があった.
【アプリ開発】今回,Polar Verity Sense のSDK を用いて2台のセンサを同期させ,2点同時にPPG 信号を取得できる装置を開発した.単回測定に加え,5・10・15 分間隔で最大28 回までのインターバル自動測定機能を実装し,食後反応や日内変動,睡眠時測定も連続的に取得可能とした.
また,手首背側,手掌,こめかみ,前腕,足首,足背など,測定部位をデータと関連付けて保存できる仕組みを導入した.
【解析ソフトウェア】ソフトウェアでは,2点のPPG 波形を同期表示し,差分解析をおこなうアプリケーションを開発した.トレンド解析として,ai2(脈波増大係数),加速度脈波のb/a 比,脈波振幅,脈拍数に加え,血糖値でキャリブレーションした独自指標であるCarb 値を算出し,食後反応や睡眠時の変動を,部位毎にトレンドグラフを重ねて比較し,時系列で評価できるようにした.
【今後の展望】今後は,実際のフィールドでの評価を通じて装置の実用性を高めるとともに,測定方法の改善と得られたデータを基にした解析アルゴリズムの高度化を進めたい.特に,脈波特性に左右差が現れる脳梗塞や認知症の現場での観察,足部に血管病変が生じやすい糖尿病患者での評価,さらに心筋梗塞に関連する末梢血流の変動の検討を進め,血管評価ツールとしての可能性を探りたい.そのために,関係諸機関や諸先輩方の協力を仰ぎながら,実用化のため改善検証を進めていく予定である.
食後の糖代謝に伴い,ai2(脈波増大係数)の低下が確認され,血糖値変動の推定にも有用であることが分かっている.しかし単点計測では,時間的変動もあり,左右差や部位差の評価が困難で,部位間の差分を捉えるには限界があった.
【アプリ開発】今回,Polar Verity Sense のSDK を用いて2台のセンサを同期させ,2点同時にPPG 信号を取得できる装置を開発した.単回測定に加え,5・10・15 分間隔で最大28 回までのインターバル自動測定機能を実装し,食後反応や日内変動,睡眠時測定も連続的に取得可能とした.
また,手首背側,手掌,こめかみ,前腕,足首,足背など,測定部位をデータと関連付けて保存できる仕組みを導入した.
【解析ソフトウェア】ソフトウェアでは,2点のPPG 波形を同期表示し,差分解析をおこなうアプリケーションを開発した.トレンド解析として,ai2(脈波増大係数),加速度脈波のb/a 比,脈波振幅,脈拍数に加え,血糖値でキャリブレーションした独自指標であるCarb 値を算出し,食後反応や睡眠時の変動を,部位毎にトレンドグラフを重ねて比較し,時系列で評価できるようにした.
【今後の展望】今後は,実際のフィールドでの評価を通じて装置の実用性を高めるとともに,測定方法の改善と得られたデータを基にした解析アルゴリズムの高度化を進めたい.特に,脈波特性に左右差が現れる脳梗塞や認知症の現場での観察,足部に血管病変が生じやすい糖尿病患者での評価,さらに心筋梗塞に関連する末梢血流の変動の検討を進め,血管評価ツールとしての可能性を探りたい.そのために,関係諸機関や諸先輩方の協力を仰ぎながら,実用化のため改善検証を進めていく予定である.
