講演情報
[55]当院における医用テレメータの電波干渉(障害)発生に関する報告
増田 拓哉, 伊藤 明広, 筒井 友美, 野坂 まり, 小田 和也 (㈱麻生飯塚病院 臨床工学部)
【はじめに】医用テレメータは患者監視に不可欠な医療機器であり,安定した電波環境が求められる.
今回,2025 年3月に病棟において医用テレメータ上で「電波切れアラーム」が発生する事例を経験したため,その原因調査および対応について報告する.
【目的】医用テレメータの電波切れの原因を明らかにし,再発防止策を検討する.
【方法】電波切れが発生した送信機:チャンネル3001(以下3001)の電池交換,3極リード線交換,送信機本体交換,有線アンテナの接続状態および劣化の確認,医用テレメータ本体交換を順次実施した.また,送信側および受信側をスペクトラムアナライザ(型式:PSA-2703)にて電界強度測定を実施した.さらに病棟および敷地内で3001 と同一周波数帯(429.25MHZ)を調査した.
【結果】受信側の電界強度は30dBμV/m 以上であったが断続的な電波切れは改善しなかった.3001に関して病棟より100m以上離れている玄関口付近において70dBμV/m を超える値を観測した.
【考察】3001 と同一周波数帯における電波干渉が原因と考え,直ちに3001 の使用を中止し別チャンネルへ変更した.今回の調査では病棟および敷地内で電波干渉を発生する機器はなく,院外からの電波干渉が原因である可能性が示唆されたが原因の特定までは至らなかった.該当病棟のアンテナ張替え工事を2023 年6月に実施しており,外部電波を受信するようになった可能性も推測される.
【まとめ】電波環境協議会では3000 番台の周波数は医用テレメータ・テレコントロール用以外にも広く用いられているため,3000 番台のチャンネルの送信機は極力使用しないことが望ましいと言われている.今回の事例を機に使用していた3000 番台チャンネルの送信機(計28 台)を3000 番台以外のチャンネルへ変更した.使用チャンネル数は今後も増加していく可能性があり,毎年の定期点検で実施している電界強度測定を含めより安全な医用テレメータの電波管理に努めていきたい.
今回,2025 年3月に病棟において医用テレメータ上で「電波切れアラーム」が発生する事例を経験したため,その原因調査および対応について報告する.
【目的】医用テレメータの電波切れの原因を明らかにし,再発防止策を検討する.
【方法】電波切れが発生した送信機:チャンネル3001(以下3001)の電池交換,3極リード線交換,送信機本体交換,有線アンテナの接続状態および劣化の確認,医用テレメータ本体交換を順次実施した.また,送信側および受信側をスペクトラムアナライザ(型式:PSA-2703)にて電界強度測定を実施した.さらに病棟および敷地内で3001 と同一周波数帯(429.25MHZ)を調査した.
【結果】受信側の電界強度は30dBμV/m 以上であったが断続的な電波切れは改善しなかった.3001に関して病棟より100m以上離れている玄関口付近において70dBμV/m を超える値を観測した.
【考察】3001 と同一周波数帯における電波干渉が原因と考え,直ちに3001 の使用を中止し別チャンネルへ変更した.今回の調査では病棟および敷地内で電波干渉を発生する機器はなく,院外からの電波干渉が原因である可能性が示唆されたが原因の特定までは至らなかった.該当病棟のアンテナ張替え工事を2023 年6月に実施しており,外部電波を受信するようになった可能性も推測される.
【まとめ】電波環境協議会では3000 番台の周波数は医用テレメータ・テレコントロール用以外にも広く用いられているため,3000 番台のチャンネルの送信機は極力使用しないことが望ましいと言われている.今回の事例を機に使用していた3000 番台チャンネルの送信機(計28 台)を3000 番台以外のチャンネルへ変更した.使用チャンネル数は今後も増加していく可能性があり,毎年の定期点検で実施している電界強度測定を含めより安全な医用テレメータの電波管理に努めていきたい.
