講演情報

[56]特別養護老人ホームにおける医療機器の管理~初めの一歩~

木野村 豊1,2,3, 中川 誠也2, 姫野 聖矢2, 廣瀬 優人2,4, 濱野 剣2,4 (1.一般財団法人日本国際財団, 2.社会福祉法人tomoni plus, 3.一般社団法人環境放射線サポートセンター, 4.一般社団法人日本福祉協議機構)
【はじめに】演者の職種は診療放射線技師であるが2025年4月に転職した.業務の場は社会福祉法人tomoni plus のグループ内の施設である特別養護老人ホームForest Terrace である.このような福祉・介護施設での業務経験はなく,現在の主な仕事は施設で働く特定技能外国人の支援である.全てが初めの一歩であった.
【目的】特別養護老人ホームは医療施設ではないが,血圧計,酸素飽和度測定器,自動体外式除細動器等の医療機器が設置されている.以前の職場では各種放射線機器を扱いその管理をおこなってきた.また,2020 年12 月からはカダバサージカルトレーニング施設に籍をおき,放射線機器以外の医療機器の管理もおこなってきた.非医療機関でも医療機器が設置されていることに鑑み,設置されている医療機器の種類や数を把握し,医療機器の管理にも関われないかと考えた.
【方法】当施設には医療機器の管理をおこなう臨床工学技士は不在である.まずは施設内に設置されている医療機器の種類と台数を把握したうえで,それらの機器のリストを作成し,管理方法を検討する.
【結果】設置されている医療機器は心電計,吸引器,血圧計,体温計等8種類,延べ43 台である.
また,当然ながら福祉機器の車イスも常備されている.
【考察】医療機関のようなレベルの設置状況ではないが,設置されている医療機器についてまずはリストを作り,それらの設置状況を把握できるようにする.次に,リストをスタッフ間で共有できるようにしたい.その後,管理表を作成し,修理等があればその記録を残すようにと考えている.
【まとめ】特別養護老人ホームという非医療機関であっても,何らかの医療機器が設置されていれば,それらの管理は必須事項と考える.今回は医療機器設置リスト作成という,機器管理についての初めの一歩であったが,少しずつ形あるものにして,継続していきたい.