講演情報
[58]ロボット支援下手術における離被架設置位置の最適化による機器干渉防止効果
湶 孝介, 小久保 安朗 (福井大学病院)
【背景】ロボット支援下手術では,臍直上に設置したカメラポートの操作に伴う下顎部への接触リスクが問題となる.これまで当施設では下顎部保護を目的として「L」字型または「コ」字型の離被架を使用してきたが,ロボット支援下手術32 例中5例においてロボットアームが離被架と接触し,破損に至った事例を経験した.そのため,対策を講じた後の症例を対象に再評価をおこなった.
【目的】離被架とロボットアームの物理的干渉を回避できる安全な設置方法を確立し,手術中の機器トラブル防止と患者安全性の向上を図ることを目的とした.
【方法】干渉が生じた部位を詳細に検討した結果,離被架を山形(屈曲型非対称)離被架(ミズホ社製)に変更した.さらに固定位置を患者頭側へ移動させ,患者側へ傾斜させた.症例は2025 年8月から2025 年12 月までの21 例を前向きに観察した.
【結果】離被架の種類変更および設置位置・角度の調整により,ロボットアームと離被架の干渉や破損は21 例全てに認められず,ロボットアームおよび患者への接触も生じなかった.
【考察】ロボット支援下手術において,離被架の形状選択と設置位置の最適化は,機器干渉を防止し患者安全を確保する上で極めて重要である.わずかな設置条件の工夫により重大な機器損傷を未然に防ぐことが可能であり,継続的な改善が求められる.また,山形(屈曲型非対称)離被架は通常の内視鏡下手術においても鉗子挿入角度の自由度を高める可能性があり,今後の応用拡大が期待できる.
【目的】離被架とロボットアームの物理的干渉を回避できる安全な設置方法を確立し,手術中の機器トラブル防止と患者安全性の向上を図ることを目的とした.
【方法】干渉が生じた部位を詳細に検討した結果,離被架を山形(屈曲型非対称)離被架(ミズホ社製)に変更した.さらに固定位置を患者頭側へ移動させ,患者側へ傾斜させた.症例は2025 年8月から2025 年12 月までの21 例を前向きに観察した.
【結果】離被架の種類変更および設置位置・角度の調整により,ロボットアームと離被架の干渉や破損は21 例全てに認められず,ロボットアームおよび患者への接触も生じなかった.
【考察】ロボット支援下手術において,離被架の形状選択と設置位置の最適化は,機器干渉を防止し患者安全を確保する上で極めて重要である.わずかな設置条件の工夫により重大な機器損傷を未然に防ぐことが可能であり,継続的な改善が求められる.また,山形(屈曲型非対称)離被架は通常の内視鏡下手術においても鉗子挿入角度の自由度を高める可能性があり,今後の応用拡大が期待できる.
