講演情報
[75]現場改善とともに進化するCSSD 器械滅菌履歴管理システムの提案
中野渡 寛之 (㈲東奥電気)
【背景】中央材料部(CSSD)は医療安全と業務効率を支える重要な基盤であり,器械滅菌履歴データ化の需要が高まっている.しかし,既製品システムが十分に機能する施設も存在する一方で,システムがうまく回らないケースも多い.
また,これから導入を検討する施設の中には,既製品が自施設の業務特性に合致するか不安を抱く例も少なくない.中材は施設規模や器材構成,動線,スタッフ体制などにより大きく異なるため,既製品では様々な現場に対応しきれないことが課題となっている.
【目的】本稿の目的は,既製品が機能しない,あるいは導入後の運用に不安を抱える施設に対し,業務の変化に合わせて“使いながら更新できる”器械管理システムのあり方を提示することである.特に,10 年以上の長期運用を見据え,施設ごとの改善サイクルに適応しながら,持続的に進化し続けるシステムの構築方針を提案する.
【方法】筆者はこれまで12 年間に渡り,複数の医療機関において多様な現場ニーズに対応した器械管理システム開発に携わってきた.その過程で,計画段階では最適と思われた仕様が,数年の運用を経る中で業務量の変動や器材構成の変更,新規機器の導入などにより適合しなくなる事例を多く経験した.これらの経験から,システムは初期設計の完成度だけでなく,運用しながら継続的に更新できる構造を持つことが必要であると認識した.そこで,機能のモジュール化,データ連携の拡張性,現場主導の改善サイクルを想定し,長期運用に耐えうる仕組みを検討した.
【まとめ】既製品のシステムが機能する事例もあるが,運用がうまく回らない施設では,長期的視点で“使いながら更新できる” 仕組みが必要である.
本稿で提案する改善サイクルを前提としたモデルは,医療現場の変化に柔軟に対応し,10 年以上の継続利用を目指している.今後も実装と運用評価を通じて,器械管理システムの持続的発展に寄与していきたいと考えている.
また,これから導入を検討する施設の中には,既製品が自施設の業務特性に合致するか不安を抱く例も少なくない.中材は施設規模や器材構成,動線,スタッフ体制などにより大きく異なるため,既製品では様々な現場に対応しきれないことが課題となっている.
【目的】本稿の目的は,既製品が機能しない,あるいは導入後の運用に不安を抱える施設に対し,業務の変化に合わせて“使いながら更新できる”器械管理システムのあり方を提示することである.特に,10 年以上の長期運用を見据え,施設ごとの改善サイクルに適応しながら,持続的に進化し続けるシステムの構築方針を提案する.
【方法】筆者はこれまで12 年間に渡り,複数の医療機関において多様な現場ニーズに対応した器械管理システム開発に携わってきた.その過程で,計画段階では最適と思われた仕様が,数年の運用を経る中で業務量の変動や器材構成の変更,新規機器の導入などにより適合しなくなる事例を多く経験した.これらの経験から,システムは初期設計の完成度だけでなく,運用しながら継続的に更新できる構造を持つことが必要であると認識した.そこで,機能のモジュール化,データ連携の拡張性,現場主導の改善サイクルを想定し,長期運用に耐えうる仕組みを検討した.
【まとめ】既製品のシステムが機能する事例もあるが,運用がうまく回らない施設では,長期的視点で“使いながら更新できる” 仕組みが必要である.
本稿で提案する改善サイクルを前提としたモデルは,医療現場の変化に柔軟に対応し,10 年以上の継続利用を目指している.今後も実装と運用評価を通じて,器械管理システムの持続的発展に寄与していきたいと考えている.
