講演情報
[76]尾張西部医療圏における感染対策および中央材料業務に関する職員の認識の実態調査
伊東 昂祐 (杏嶺会一宮西病院)
中央材料業務は医療機器再生処理を担い,感染対策の基盤となる重要な役割を果たしている.一方で,その役割や重要性に対する認識は,医療機関や職種によって差があると考えられる.
本研究は,尾張西部医療圏に属する医療機関から地域セミナーに参加した,感染対策および中央材料業務に関わる職員を対象に,中央材料業務および感染対策に関する認識の実態を明らかにし,今後の医療圏全体における教育・研修内容検討のための基礎資料を得ることを目的とした.2025 年12 月13 日に開催した地域セミナーの参加者29 名を対象に質問紙調査を実施した.セミナーでは,滅菌供給部門の見学,リリース基準に関する講義,蒸気滅菌に関する体験型ワークショップおよびディスカッションをおこなった.
アンケートは記名式で実施したが,研究目的で使用することを事前に説明し,集計および公表にあたっては個人および施設が特定されない形で匿名化して分析した.事前アンケートでは,中央材料業務の役割認識やガイドラインの理解状況にばらつきがみられた.事後アンケートでは,セミナー内容に対する理解や満足度について肯定的な受け止めを示す回答が多く,特に見学や体験型ワークショップを通じて,自施設の運用を振り返る契機となったとする意見がみられた.一方で,滅菌業務に関する基礎的事項やBI・BD の運用判断に迷いがあることを示す回答も認められた.
本調査により,地域における中央材料業務および滅菌保証に関する認識の現状と課題の一端が把握された.本研究で得られた結果は,医療圏内での知識共有の在り方や,職種や経験に応じた段階的な教育の必要性を示唆しており,今後の教育・研修内容を検討するうえでの基礎資料となる可能性が示唆された.また,継続的な研修機会の設定や,施設間での情報交換の場を設けることの重要性も示された.
本研究は,尾張西部医療圏に属する医療機関から地域セミナーに参加した,感染対策および中央材料業務に関わる職員を対象に,中央材料業務および感染対策に関する認識の実態を明らかにし,今後の医療圏全体における教育・研修内容検討のための基礎資料を得ることを目的とした.2025 年12 月13 日に開催した地域セミナーの参加者29 名を対象に質問紙調査を実施した.セミナーでは,滅菌供給部門の見学,リリース基準に関する講義,蒸気滅菌に関する体験型ワークショップおよびディスカッションをおこなった.
アンケートは記名式で実施したが,研究目的で使用することを事前に説明し,集計および公表にあたっては個人および施設が特定されない形で匿名化して分析した.事前アンケートでは,中央材料業務の役割認識やガイドラインの理解状況にばらつきがみられた.事後アンケートでは,セミナー内容に対する理解や満足度について肯定的な受け止めを示す回答が多く,特に見学や体験型ワークショップを通じて,自施設の運用を振り返る契機となったとする意見がみられた.一方で,滅菌業務に関する基礎的事項やBI・BD の運用判断に迷いがあることを示す回答も認められた.
本調査により,地域における中央材料業務および滅菌保証に関する認識の現状と課題の一端が把握された.本研究で得られた結果は,医療圏内での知識共有の在り方や,職種や経験に応じた段階的な教育の必要性を示唆しており,今後の教育・研修内容を検討するうえでの基礎資料となる可能性が示唆された.また,継続的な研修機会の設定や,施設間での情報交換の場を設けることの重要性も示された.
