講演情報
[77]臨床工学技士の専門性を活用した中央材料室における滅菌保証と医療安全体制の強化
高橋 正樹1, 関口 彩乃1, 菊池 敏明1, 西山 亨1, 菅原 邦育1, 鈴木 ひろみ2 (1.医療法人三和会東鷲宮病院 臨床工学室, 2.医療法人三和会東鷲宮病院 看護部)
【背景】当院では,医療機器の専門職である臨床工学技士(以下CE)の業務を拡大し,医療安全の向上に取り組んでいる.CE は,2024 年2月より手術室業務へ介入を開始,続いて2025 年7月より中央材料室(以下中材)業務に介入した.
CE による業務介入から現在までの具体的な活動内容,特に医療安全に関わる滅菌保証向上の取り組みについて報告する.
【目的】CE が得意とする機器管理の専門的分野を生かし,中材における洗浄・消毒・滅菌の各工程に関わる品質管理システムを科学的に強化する.これにより,医療器材の無菌性および清浄度を客観的に保証し,院内感染リスクを最小化する医療安全管理体制の向上と持続的な信頼性の確立を目指す.
【方法】清浄度および滅菌保証の質を向上させることを目指し,客観的な洗浄評価と滅菌監視の強化を実施した.具体的には,ウォッシャーディスインフェクター(以下WD)用インジケータを導入し,洗浄の工程評価をおこなった.さらに,残留タンパク質を検出するアミドブラック染色法を月に1回導入し,WD の器材の清浄度を定期的に評価することにした.また,腹腔鏡カメラと関節鏡カメラに対し,取扱説明書に基づいた適切な浸漬洗浄を導入した.滅菌工程では,ボウィー・ディックテストを従来の月1回から大幅に増やし,滅菌監視体制の強化をおこなった.
【結果】中材業務への介入は,医療安全体制の信頼向上に繋がった.WD 用インジケータやアミドブラックによる定期的なモニタリング,腹腔鏡カメラと関節鏡カメラに対する適切な浸漬洗浄の導入,およびボウィー・ディックテストの実施回数増加により,器材の清浄度と滅菌保証レベルを客観的かつ科学的に向上させることができた.
【結語】標準化された体制の構築により,院内感染リスクを確実に低減することができ,安全性の高い医療を提供できる基盤を確立した.今後は,さらに滅菌保証の向上を目指す.
CE による業務介入から現在までの具体的な活動内容,特に医療安全に関わる滅菌保証向上の取り組みについて報告する.
【目的】CE が得意とする機器管理の専門的分野を生かし,中材における洗浄・消毒・滅菌の各工程に関わる品質管理システムを科学的に強化する.これにより,医療器材の無菌性および清浄度を客観的に保証し,院内感染リスクを最小化する医療安全管理体制の向上と持続的な信頼性の確立を目指す.
【方法】清浄度および滅菌保証の質を向上させることを目指し,客観的な洗浄評価と滅菌監視の強化を実施した.具体的には,ウォッシャーディスインフェクター(以下WD)用インジケータを導入し,洗浄の工程評価をおこなった.さらに,残留タンパク質を検出するアミドブラック染色法を月に1回導入し,WD の器材の清浄度を定期的に評価することにした.また,腹腔鏡カメラと関節鏡カメラに対し,取扱説明書に基づいた適切な浸漬洗浄を導入した.滅菌工程では,ボウィー・ディックテストを従来の月1回から大幅に増やし,滅菌監視体制の強化をおこなった.
【結果】中材業務への介入は,医療安全体制の信頼向上に繋がった.WD 用インジケータやアミドブラックによる定期的なモニタリング,腹腔鏡カメラと関節鏡カメラに対する適切な浸漬洗浄の導入,およびボウィー・ディックテストの実施回数増加により,器材の清浄度と滅菌保証レベルを客観的かつ科学的に向上させることができた.
【結語】標準化された体制の構築により,院内感染リスクを確実に低減することができ,安全性の高い医療を提供できる基盤を確立した.今後は,さらに滅菌保証の向上を目指す.
