講演情報
[EL6-1]医療機器とプラネタリーヘルス―医療は地球を守れているか―
寺田 絢咲 (SPRING MEDICAL EXCHANGE)
医療は人の命と健康を守る営みである.一方で,医療活動は大量の資源を消費し,医療廃棄物の増加やCO₂排出を通じて地球環境に負荷を与えている.とりわけ手術室や処置室では,多くの医療機器や資材が単回使用として廃棄されており,過剰包装やサプライチェーンを含めた環境負荷の実態は十分に可視化されていない.
演者らはこれまでに,手術室における廃棄物の実態調査を行い,総数406点の廃棄物のうち,リサイクル可能と考えられる資材が一定数含まれていることを明らかにした.医療機器や資材の多くがリサイクル可能性を有しながらも廃棄されている現状は,医療の安全性確保と環境負荷低減の両立という課題を浮き彫りにしている.
近年,人の健康と地球環境を一体として捉える概念として「プラネタリーヘルス」が注目されている.この視点に立つと,医療は単に個人の健康を守るだけでなく,その基盤となる地球環境の健全性にも責任を有する営みであると捉え直すことができる.
本講演では,医療機器と環境負荷の関係を整理するとともに,手術室における資材使用の実態や課題を踏まえ,医療職,医療機器メーカ,流通といった多様な主体がどのように連携し,持続可能な医療を実現していくことが可能であるかについて,看護職の視点から考察する.
医療は人の健康を守る産業である.だからこそ,その営みが地球環境に与える影響から目を逸らすことはできない.本講演は,医療機器の在り方を再考し,持続可能な医療への転換に向けた一歩を提示するものである.
演者らはこれまでに,手術室における廃棄物の実態調査を行い,総数406点の廃棄物のうち,リサイクル可能と考えられる資材が一定数含まれていることを明らかにした.医療機器や資材の多くがリサイクル可能性を有しながらも廃棄されている現状は,医療の安全性確保と環境負荷低減の両立という課題を浮き彫りにしている.
近年,人の健康と地球環境を一体として捉える概念として「プラネタリーヘルス」が注目されている.この視点に立つと,医療は単に個人の健康を守るだけでなく,その基盤となる地球環境の健全性にも責任を有する営みであると捉え直すことができる.
本講演では,医療機器と環境負荷の関係を整理するとともに,手術室における資材使用の実態や課題を踏まえ,医療職,医療機器メーカ,流通といった多様な主体がどのように連携し,持続可能な医療を実現していくことが可能であるかについて,看護職の視点から考察する.
医療は人の健康を守る産業である.だからこそ,その営みが地球環境に与える影響から目を逸らすことはできない.本講演は,医療機器の在り方を再考し,持続可能な医療への転換に向けた一歩を提示するものである.
