講演情報

[GL3-2]患者に向き合う時間を取り戻す:SDX研究所における現場起点のAI活用と業務再設計

大門 恭平 (医療法人生和会グループSDX研究所)
AIは医療の在り方を変える可能性を持つ一方,導入そのものが目的化すれば,現場負担の増大や,安全性・専門性の低下といった新たな課題を生む.生和会グループSDX研究所は,医療従事者が患者に向き合う時間を取り戻すことを目的に,現場起点の業務再設計とAI実装を進めてきた.本講演では,回復期リハビリテーション領域で活用する「medimo」の検証・改善プロセス,診療録作成時間約66%短縮,負担感約50%軽減という成果,多職種・20病院への展開から得た知見を報告する.
さらに,記録,議事録,論文検索,資料作成等を支援する内製AIプラットフォーム「S-BOT」,グループ病院におけるAI業務改善委員会の立ち上げ,職種別プロンプト整備,活用状況の可視化などによるAI活用の定着支援について報告する.急速に発展するAIを医療の変曲点と捉え,安全かつ有効に活かす実装戦略を考える.