講演情報
[PL1-1]内視鏡医の立場から
山村 健史 (名古屋大学医学部附属病院 光学医療診療部)
本パネルディスカッションでは,日本の消化器内視鏡における再生処理を欧米諸国と比較し,現在の立ち位置と今後目指すべき方向性を検討する.ベッドサイド洗浄から用手洗浄,機械洗浄,乾燥,保管,トレーサビリティに至る各工程を場面別に分析し,国際的な差異と課題を明確化する.ただし,各国の医療体制や社会的背景の違いにも十分配慮する必要がある.日本では約2万5千の内視鏡施設の多くがクリニックであるのに対し,欧米では主に総合病院に集約され,法規や規格に基づく厳格な監査体制が整備されている.本邦では再生処理の標準化や教育,製造元指示の遵守に課題が残っており,患者安全の観点から改善が求められる.本討論では各施設の現状を共有し,実効性のある改善策と今後の方向性を議論する.
