講演情報
[PP1-2]臨床変革と産業インパクトから医療機器開発の成功を再考する
伊藤 雅昭 (国立がん研究センター東病院)
これまで日本における従来型の医工連携は,医療現場の課題と工学技術を結び付け,一定数の製品化を実現してきた.しかし,その多くは個別開発にとどまり,臨床現場を大きく変える成功や,持続的な産業的発展に結び付いた例は必ずしも多くない.一方で近年は,なお数は限られるものの,スタートアップ企業が薬事承認を経て製品化に至る事例も現れており,医療機器イノベーションの新たな担い手として注目される.今後,医療機器イノベーションの成功は,単なる製品化の達成ではなく,その製品がいかに臨床現場を変え,患者アウトカムの向上に寄与できるかという原点から再定義されるべきである.そのためには,既存の枠組みでは見落とされてきた医療ニーズの掘り起こしに加え,既存技術や既存製品を掛け合わせることで新たな価値を生み出す発想も重要となる.
さらに,もう一つの成功の指標は,個別製品の枠を超えて,いかに産業としてのインパクトを創出できるかにある.その観点からは,国内市場のみならず,米国をはじめとする海外展開を開発初期から視野に入れた戦略設計が不可欠である.本発表では,医・工・商の分断を越えて,臨床価値と産業価値の両面から医療機器イノベーションの成功を再考する.
さらに,もう一つの成功の指標は,個別製品の枠を超えて,いかに産業としてのインパクトを創出できるかにある.その観点からは,国内市場のみならず,米国をはじめとする海外展開を開発初期から視野に入れた戦略設計が不可欠である.本発表では,医・工・商の分断を越えて,臨床価値と産業価値の両面から医療機器イノベーションの成功を再考する.
