講演情報

[S2-1]包装バリデーションの考え方―ISO 11607と中央材料室

川野 りん (旭・デュポンフラッシュスパンプロダクツ㈱医療包材グループ)
滅菌医療機器の包装は,滅菌を可能にするとともに,搬送・保管・取扱いを経て使用時点まで無菌性を維持し,安全な無菌提供を行うための重要な要素である.中央材料室における日常業務では,包装の完全性や開封時の無菌提供が患者の安全に直結する.包装の設計および材料の選択は,医療機器の特性や滅菌方法だけでなく,医療現場での保管環境や取扱い条件まで考慮する必要がある.
国際規格ISO 11607は,これらを体系的に管理するための包装バリデーションの考え方を示しており,最新の技術水準をもつ規格として知られている.本講演では,ISO 11607に基づく包装バリデーションの基本的な考え方を,中央材料室における無菌提供および取扱いの視点から整理し,ガイドライン改訂の要点について解説する.