講演情報
[CD-10]神経変性疾患の見えない病態を観る
*奥埜 博之1 (1. 奈良東病院)
パーキンソン病患者の繰り返される転倒は、臨床現場における非常に重要な課題の一つである。その背景には、目に見える姿勢制御の不安定性だけでなく、自動性の喪失や認知資源への過剰依存、多感覚統合の破綻などといった「見えない病態」が潜んでいると思われる。また、現場でよく用いられている「姿勢反射障害」という表現が、どの範囲まで病態を適切に捉えているのかについても再考が求められる。
頻回に転倒を繰り返す症例においては、生活指導や環境調整では十分に対応し難く、「懲りない症候群」といわれる状況となることもあり、生活場面を共にする方々にとっても深刻な負担となっている。さらに、転倒の方向に注目すると、前方への転倒と後方への転倒とでは病態が異なる可能性を考えている。この転倒の方向性の違いについて症例提示を通じて議論することは、転倒の病態を理解するうえで重要な視点を提供するだろう。
本クリニカルディスカッションでは、転倒を繰り返す症例提示を手がかりに、「繰り返す転倒の背後にはどのような病態が想定されるのか」「想定される病態に対してどのような介入の手続きが有効か」という二つの問いを深めることを目標としたい。本クリニカルディスカッションが、これらの問いを臨床的かつ実践的に議論する場となり、今後の介入戦略の進展に寄与する契機となることを期待している。
頻回に転倒を繰り返す症例においては、生活指導や環境調整では十分に対応し難く、「懲りない症候群」といわれる状況となることもあり、生活場面を共にする方々にとっても深刻な負担となっている。さらに、転倒の方向に注目すると、前方への転倒と後方への転倒とでは病態が異なる可能性を考えている。この転倒の方向性の違いについて症例提示を通じて議論することは、転倒の病態を理解するうえで重要な視点を提供するだろう。
本クリニカルディスカッションでは、転倒を繰り返す症例提示を手がかりに、「繰り返す転倒の背後にはどのような病態が想定されるのか」「想定される病態に対してどのような介入の手続きが有効か」という二つの問いを深めることを目標としたい。本クリニカルディスカッションが、これらの問いを臨床的かつ実践的に議論する場となり、今後の介入戦略の進展に寄与する契機となることを期待している。
