講演情報
[10保-ポ-12]学校管理下の高照度光受光時間と睡眠習慣との関連におけるメラトニン分泌状況の媒介効果小学5年生を対象に
*湊谷 勇次1、鹿野 晶子1、野井 真吾1 (1. 日本体育大学)
【目的】学校は子どもが日中の多くを過ごす場所であり,例えば,受光を通して健康を保持増進する等の保健的機能も担っている.われわれはこれまで,学校における保健的機能に注目して,学校管理下の高照度光受光時間が概日リズム(メラトニン分泌状況)や就床時刻と関連することを明らかにしてきた.しかしながら,これらは高照度光受光が就床時刻といった睡眠習慣と直接関連しているのではなく,メラトニン分泌状況を介して関連していることを推測させる.そこで本研究では,学校管理下の高照度光受光時間と睡眠習慣の関連において,メラトニン分泌状況の媒介効果を検討した.
【方法】対象は公立小学校2校に在籍する5年生142名であり,2022年10月,2023年9月,2024年5月に受光量測定,メラトニン濃度測定,睡眠習慣調査を実施した.受光量測定では,携帯型照度計(オムロン社製2JCIE-BLまたはOnset Computer社製MX2202)を用いて学校管理下の高照度光(1,000lx以上)受光時間と夜間光(200lx以上)受光時間を,メラトニン濃度測定では水曜日または木曜日の夜21:30と翌朝6:30に唾液を採取して夜と朝のメラトニン濃度差(夜−朝)を算出した.併せて,唾液採取日の就床時刻と起床時刻のデータを収集するとともに,これらの値から睡眠時間と睡眠中央時刻も算出した.分析では睡眠習慣(就床時刻,起床時刻,睡眠時間,睡眠中央時刻)を従属変数,学校管理下の高照度光受光時間を独立変数,夜−朝を媒介変数,夜間光受光時間を調整変数とする媒介分析を実施した.
【結果】本研究の結果,就床時刻,起床時刻,睡眠中央時刻を従属変数とする分析において,夜−朝を介した有意な間接効果が確認された.また,睡眠中央時刻には有意な直接効果も確認された.
【付記】本研究はJSPS科研費JP23K22263(研究代表者:野井真吾)の助成を受けた.
【方法】対象は公立小学校2校に在籍する5年生142名であり,2022年10月,2023年9月,2024年5月に受光量測定,メラトニン濃度測定,睡眠習慣調査を実施した.受光量測定では,携帯型照度計(オムロン社製2JCIE-BLまたはOnset Computer社製MX2202)を用いて学校管理下の高照度光(1,000lx以上)受光時間と夜間光(200lx以上)受光時間を,メラトニン濃度測定では水曜日または木曜日の夜21:30と翌朝6:30に唾液を採取して夜と朝のメラトニン濃度差(夜−朝)を算出した.併せて,唾液採取日の就床時刻と起床時刻のデータを収集するとともに,これらの値から睡眠時間と睡眠中央時刻も算出した.分析では睡眠習慣(就床時刻,起床時刻,睡眠時間,睡眠中央時刻)を従属変数,学校管理下の高照度光受光時間を独立変数,夜−朝を媒介変数,夜間光受光時間を調整変数とする媒介分析を実施した.
【結果】本研究の結果,就床時刻,起床時刻,睡眠中央時刻を従属変数とする分析において,夜−朝を介した有意な間接効果が確認された.また,睡眠中央時刻には有意な直接効果も確認された.
【付記】本研究はJSPS科研費JP23K22263(研究代表者:野井真吾)の助成を受けた.
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