講演情報
[10保-ポ-13]小学校における活動場所別のWBGT実測屋外運動場、体育館内および屋根下スペースの比較
*刑部 純平1、寺田 和寿2、松本 孝朗2 (1. 愛知みずほ大学、2. 中京大学)
本研究の目的は、小学校における屋外運動場、体育館内および屋根下スペースのWBGTを実測し、6月から10月までのデータを対象として、①屋外運動場と比較した屋根下スペースおよび体育館内のWBGTの特徴、②月別のWBGTの経時変化に基づく体育授業や課外活動時間帯の環境特性を定量的に評価することであった。愛知県豊田市内に所在する小学校の屋外運動場、体育館内および屋根下スペースに携帯型WBGT計を設置し、2021年5月17日~12月15日までの期間、5分間隔でWBGT、環境温度、黒球温度、相対湿度を測定・記録した。解析対象期間は2021年6月から10月までとし、雨天日のデータは除外した。その結果、屋根下スペースおよび体育館内におけるWBGTの最高値および平均値の月平均値は、すべての月において屋外運動場よりも有意に低い値を示した(p < 0.05)。また、WBGTの最高値が31℃以上を記録した日は、屋外運動場では44日認められた一方、体育館内では3日、屋根下スペースでは認められなかった。さらに、すべての月において8時から15時頃まで、屋根下スペースおよび体育館内のWBGTは、屋外運動場よりも1~5
℃有意に低い値を示した(p < 0.05)。なお、屋根下スペースのWBGTは、8時から10時頃および16時以降の時間帯において体育館内よりも有意に低い値を示した(p < 0.05)。以上より、6月から10月における日中の体育授業や課外活動の時間帯では、屋根下スペースや体育館を活用することが、小学校における暑熱対策として有効である可能性が示された。一方、体育館内ではWBGTが31℃以上を記録した日も認められたことから、体育館の利用に際しても、活動場所におけるWBGTの実測値に基づいて活動内容を判断する必要がある。
℃有意に低い値を示した(p < 0.05)。なお、屋根下スペースのWBGTは、8時から10時頃および16時以降の時間帯において体育館内よりも有意に低い値を示した(p < 0.05)。以上より、6月から10月における日中の体育授業や課外活動の時間帯では、屋根下スペースや体育館を活用することが、小学校における暑熱対策として有効である可能性が示された。一方、体育館内ではWBGTが31℃以上を記録した日も認められたことから、体育館の利用に際しても、活動場所におけるWBGTの実測値に基づいて活動内容を判断する必要がある。
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