講演情報

[05バ-ポ-18]腕振りの有無がインステップキックにおけるキックコントロールおよびキックフォーム再現性に及ぼす影響

*幸喜 大和1、牛山 幸彦1 (1. 新潟大学)
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【背景・目的】サッカーにおけるインステップキックは、シュートやロングパスなどに用いられる重要な技術であり、これまで下肢動作を中心とした研究が多く行われてきた。一方で、熟練者は非熟練者と比較して体幹や上肢を効果的に活用していることが報告されており、腕振りは姿勢制御や動作の安定性に関与する可能性が示唆されている。しかし、腕振りの有無がキックコントロールおよびキックフォーム再現性に及ぼす影響については十分に検討されていない。そこで本研究では、腕振りの有無がインステップキックにおけるキックコントロールおよびキックフォーム再現性に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。【方法】研究対象者は、サッカー経験6年以上を有する右利きの男子大学生14名とした。実験では、腕を自由に使用する条件(AF)と両腕を胸の前で固定する条件(AR)の2条件でインステップキックを各10回実施した。キック動作はハイスピードカメラ4台を用いて撮影し、支持脚膝角度、骨盤前額面角度、骨盤中心の左右方向変位を算出した。また、ボールがゴール平面を通過したときの位置(ショット位置)から95%等確率楕円面積を算出し、キックコントロールの再現性を評価した。さらに、各指標の試技間標準偏差を算出し、キックフォーム再現性の指標とした。【結果・考察】95%等確率楕円面積、支持脚膝角度、骨盤前額面角度、骨盤中心の左右方向変位のいずれにおいても条件間に有意差は認められなかった。このことから、熟練者のインステップキックにおいては、腕振りの有無がキックコントロールおよびキックフォーム再現性に及ぼす影響は限定的であることが示唆された。熟練者では、腕振りを制限した状況でも下肢および体幹を中心とした運動制御によって安定したキック動作を維持できた可能性が考えられる。

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