講演情報

[03心-ポ-36]見えない協働を可視化する大学生アスリートのチーム創造性と脳間同期の予備的検討

*芳地 泰幸1、稲葉 健太郎2、庄司 直人3、水野 基樹4 (1. 順天堂大学、2. 石巻専修大学、3. 朝日大学、4. 順天堂大学大学院)
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スポーツ組織においては、権威勾配や閉鎖的な組織文化などにより、学生アスリートの主体性や創造性が抑制される事例が報告されている。そのため、協働性と創造性を基盤とした新たなチームマネジメントの確立が求められている。チームの創造性は、個人の資質や能力のみならず、メンバー間の相互作用や協働、意思決定プロセスに大きく規定される(Sawyer, 2017)。また、脳神経科学の進展により、感情、態度、行動を制御する過程には意識化・言語化されにくい暗黙的プロセスが関与することが示され、組織神経科学の観点からチームの協働や創造性を検討する意義が高まっている(Ward et al. 2015)。Nozawa et al.(2016)は、fNIRSハイパースキャニングを用い、自然な集団コミュニケーション中に前頭極領域の脳間同期が高まることを示した。
本研究の目的は、大学生アスリートの協働的課題遂行における前頭前野活動および脳間同期を測定し、メンバー間の相互作用がどのようにチームの創造性を育み、あるいは阻害するのかを科学的に解明することであった。対象者は大学運動部に所属する学生アスリートとし、グループで協働や合意形成を要する組織開発型課題を実施した。課題遂行中には、携帯型脳活動計測装置(HOT-2000)を用いて前頭前野周辺の脳血流変化を同時測定し、ハイパースキャニングによりメンバー間の脳活動の同期性を検討した。併せて、課題達成時間、正答率、意思決定の合意度、発話量を行動指標として記録し、心理的安全性やチームワーク等を質問紙により測定した。解析結果の詳細は学会発表時に示す。

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